広い家に住みたい!計画のポイント6選&実例紹介も
「広い家に住みたい!」とは誰もが思うことですよね。
しかし予算や土地の面積は限られているので、なかなか思い通りにいかない…というケースも多いです。
そこでこの記事では、コンパクトな建物でもゆったり広々と暮らすためのポイントやコツを紹介していきます。
広い家に住みたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
■広い家に住みたいならおすすめの間取りのポイント
■広く見せる間取りの実例
■間取りにこだわってスペースを有効活用しよう
広い家に住みたいならおすすめの間取りのポイント
ここでは、広い家にするための間取りのおすすめポイントを紹介していきます。
部屋別にまとめているので、取り入れられそうなコツをチェックしてみましょう。
広い家のポイント①廊下を作らない
廊下は、部屋と部屋の間を移動するためのスペースです。
そのため、広い廊下があっても使う時間はかなり少ないというのがデメリット。
家を広く見せるためには、なるべく無駄な廊下を作らないのがおすすめです。
LDKであれば、壁や廊下で区切らず一体の大空間にすると広々とした印象に感じられますよ。
広い家のポイント②壁の面積を小さくする
建築面積があまり取れない家の場合、壁をなるべく作らないようにするのがおすすめです。
壁があると視界が遮られてしまうので、空間がより狭く感じられてしまうためです。
どうしても間仕切が必要な場合は、高さの低い腰壁や垂れ壁を活用して、遠くまで視界を抜けさせるのがポイント。
さらに部屋を広く見せるテクニックとしては、鏡を活用するとよいでしょう。
鏡の奥にもスペースがあるように錯覚させるため、部屋が広く見えますよ。
たとえば玄関や廊下など、狭めの空間に鏡を設置すると身だしなみチェックも兼ねられて一石二鳥です。
広い家のポイント③天井の高さに差をつける
天井が高い空間は、部屋が広く開放的に感じられます。
部屋の広さは実際の床面積だけでなく、天井の高さにも大きく影響されるのです。
一般的な天井高さは2300~2400㎜ですが、2600㎜程度あるとかなり開放的な印象になりますよ。
もし最上階で施工が可能であれば、勾配天井にする計画もおすすめです。
あえて天井を張らずに小屋裏部分を活用することで、天井を高くできます。
高い部分に窓を設けるとトップライトのような効果も期待でき、明るく爽やかな印象に。
どうしても天井高さが高くできない場合は、部屋間の天井高さに差をつけるというテクニックもあります。
玄関ホールなど、居室ではないスペースの天井高さをあえて低くするのです。
こうすることによりリビングやダイニングに入った時に「天井が高くなった」と感じるため、一般的な天井高さでも高い天井のように見せる効果が期待できますよ。
逆にリビングの床を一段下げる「ロースタイルリビング」という手法も。
これは床を周りより下げて、腰掛けられるくらいの段差を設ける手法です。
視線が低くなることで、空間のタテの広がりが感じられるようになります。
広い家のポイント④家具配置を考えて間取りを計画する
従来まではタンスやカップボード、キャビネットといった大型家具を置くのが主流でした。
しかし広いスペースを確保するためには、なるべく家具を置かないのがおすすめです。
そのためには、作り付けの家具を設置するのがポイント。
家の間取りを計画する際には、「この場所にこれを収納する」といった具体的なイメージを持って家具も計画しておくと良いでしょう。
造り付けの家具は、スペースがすっきりするだけではなく地震や災害でも倒れにくく安全というメリットも。
最初はざっくりとでもいいので、収納棚を作りたい部屋を決めておくなどしておくとスムーズです。
造り付けの家具を計画する場合は、白やベージュと言った薄目のトーンの色味を使うと部屋が広く見えます。
逆に黒やダーク系の色味だと空間を引き締めてしまうので、使う場合は面積を狭くするなどワンポイントにするのがおすすめです。
また家具を計画する際には、デッドスペースを作らないようにしましょう。
持ち込みの家具がある場合、寸法までしっかりと測って置き場所を決めておくとオーダーメイドのようなぴったりの住まいに仕上がりますよ。
スタディスペースのための照明器具、PC置き場の近くにはコンセントやLANケーブル…など、設置する家具に合わせた設備の計画もしやすくなっておすすめです。
広い家のポイント⑤動線を短くする
「動線」とは、人が移動するための通路や距離のことを指します。
動線が上手く計画されていると、無駄な動きが発生せず最短距離で移動が可能に。
たとえば玄関と洗面室が近いと、帰ってきてすぐに手洗いができます。
また洗面室と物干し場やキッチンが近くに配置されていると、洗濯物を干す作業が家事の合間にできて便利ですよね。
「廊下を作らない」というポイントと共通する部分もありますが、なるべく移動しなくても生活が完結するように工夫すると暮らしやすくなります。
広い家のポイント⑥アウトドア空間も利用する
最近では感染症対策の一環として、アウトドアスペースも活用したライフスタイルが人気です。
たとえばリビングに隣接した空間にウッドデッキを設けると、「アウトドアリビング」として外の空間を生かせます。
中と外との境界をあいまいにすることで、家の面積自体が小さくても開放的で広々とした空間に見せられますよ。
バルコニーやウッドデッキのスペースを広めに確保しておけば、バーベキューを楽しんだり夏にはプールを出したりと、活用の幅が広がります。
小さいお子様がいる家庭には、特におすすめの手法となっています。
【関連コラム】LDK間取りはライフスタイルで選ぼう|パターン別おすすめポイント
広く見せる間取りの実例
ここでは、家を広く見せるためのおすすめの実例を紹介していきます。
それぞれのポイントを押さえた事例のため、新築計画の際にはぜひ参考にしてみてください。
広く見える家の実例①リビングダイニングが一体の空間
こちらの事例は、リビングとダイニングの間に余計な仕切りを設けず大空間にしています。
こうすることにより、視線が遠くまで抜けて部屋を広く見せることができます。
こちらはダイニング側から見た間取りですが、勾配天井を生かして高い天井にしているのが分かりますね。
構造として必要な梁が見えており、オリジナリティのある個性的な住まいとなっています。
部屋の空間面積自体はそれほど広くないものの、天井高さがあり部屋の奥行きもあることで、実際以上に広く見えています。
広く見える家の実例②吹き抜けの開放的な高天井
こちらの事例では、限られたスペースを活用して吹き抜けを作っています。
吹き抜けの天井高さは5m程度あるため、開放的で広々とした部屋になっておすすめです。
トーンの淡い木目素材を使っており、梁が複数見えていても圧迫感なく仕上がっていますね。
2階のホールからリビングを見下ろすことができ、上下階のどこにいても家族の気配をゆるく感じられそうです。
吹き抜けを作る場合、大きなスペースを吹き抜けにするのではなく、こちらの事例のように3畳程度の空間でも十分な場合も多いです。
あまりスペースが取れないのであれば、玄関やホールといった1~2畳程度のスペースもおすすめですよ。
広く見える家の実例③大きな窓でアウトドアも活用
こちらは、アウトドア空間を上手に活用した実例です。
ワイドな開口部が設けられており、窓を全開にすれば屋外と一体となった空間に早変わり。
外と中がシームレスにつながる空間が素敵です。
また、日当たりの良さを生かして植物を育てる趣味も充実。
天気の良い日には、縁側のように使って日向ぼっこも楽しめますね。
間取りにこだわってスペースを有効活用しよう
ここまで、家を広く見せるために守りたいポイントやコツを紹介してきました。
限られたスペースや予算は、賢く活用したいですね。
廊下や壁面など余計なスペースは削りつつ、吹き抜けなどを積極的に取り入れて広々とした間取りに計画しましょう。
【関連コラム】共働き家庭におすすめの間取りのコツ!効率重視のライフスタイルに
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