工務店の探し方を知る!おすすめポイントや注意点まとめ
建物を作る際には、ハウスメーカーやゼネコン、工務店など様々な依頼先があります。
その中でも「工務店」は、地元に密着し着実な実績を挙げているところが多いです。
しかし「どんな工務店があるのかよく分からず、探し方が知りたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、工務店のおすすめの探し方や選ぶ際のポイントについてまとめてご紹介していきます。
これから住宅計画をされている方は、ぜひご参考にしてみてください。
■「工務店探し」は重要
住宅は間取りや内装設備、インテリアといった目立つ部分が注目されがちです。
しかし「建物自体」がしっかりしていないと、どれも魅力を発揮できません。
そのため実際に施工を行う「工務店」を選ぶことが意外と重要になってくるのです。
工務店を探す際には、複数の工務店を比較したり、幅広い情報を集めたりする必要があるでしょう。
住宅は「暮らしそのもの」という面も持っているので、最初のステップで躓かないよう計画することが求められます。
■工務店探しのポイント
ここでは、実際に工務店を探す際のポイントをご紹介します。
特に建築家が設計される住宅の場合、工務店は「お施主様と建築家を繋ぐ架け橋」になるケースも多いです。
良い工務店を選ぶことは、そのまま良い建物づくりに繋がるでしょう。
・工法を決めておく
建築家に設計を依頼する場合には、比較的自由な間取りデザインになることが多いです。
その間取りを実現するには「木造・鉄筋コンクリート・S造…」などどの工法を選ぶのか決めておく必要があるでしょう。
日本の住宅は一般的に「木造」が多く、コストがリーズナブルで間取りの自由度が高いことから好まれる傾向があります。
しかし間取りのデザインや好みによってコンクリート造の方が向いている場合もあるため、イメージを固めておく必要があります。
・予算を確認
実際に施工するにあたっては、材料費のほか「職人の人件費・足場代・諸費用…」など様々なコストが掛かります。
そのため建築主の予算内で施工ができるかどうか、事前に確認する必要があります。
複数の工務店から相見積もりを取るのが一般的ですが、単純に「費用が安い」ということだけで選んでしまうのは避けましょう。
費用を下げた分クオリティも下がってしまっては意味が無いため、施工実績や技術力、対応力などを総合的に判断するのがおすすめです。
・デザイン性や機能性の基準を明確に
建築家住宅の場合、通常の住宅にはない特殊なデザインや間取りが採用されるケースがあります。
具体的には「大きなガラス窓、高い吹き抜け、スキップフロア、大空間スパンのLDK」といった間取りです。
こういったデザイン住宅の場合、「現実的にどこまで対応するか」という基準を明確に決めておく必要があります。
特殊な間取りにはそれだけのコストが掛かるため、コスト度外視でデザイン性を優先するのか、ある程度妥協しつつ納得のいく建物を目指すのか、といった具合です。
工務店によってはスキップフロアや吹き抜けの施工実績が乏しく対応できない場合もあるため、施工可能か確認しておきましょう。
・担当者との相性
住宅計画で意外と重要なのが「担当者との相性」です。
住宅は長期間かけて完成する「一つのプロジェクト」であり、お施主様や設計者、施工業者など多くの人が関わります。
そのため担当者とのコミュニケーションがスムーズでないと、計画自体がなかなか進まなくなってしまうでしょう。
また住宅は「建てたら終わり」ではなく、その後の生活が続きます。
そのため担当者との信頼関係が重要であり、長く付き合える相性の良いスタッフに巡り合えるかが大切です。
■工務店の探し方
ここでは、具体的な工務店の探し方の方法についてご紹介します。
インターネットや口コミなど、使える手段はぜひ活用してみましょう。
・地元情報をチェックする
地元で工務店を探すなら、「タウン情報誌」といったアナログな方法が意外と有効です。
雑誌の工務店紹介ページでは、業務の特徴や施工事例、担当者のインタビューなど詳しい情報が掲載されています。
地元業者だと土地勘があり、竣工後のアフターサポートも充実できるというメリットがあります。
・情報サイト
インターネットの「工務店紹介サイト」や「マッチングサイト」といった方法で工務店を探すのもおすすめです。
施工事例や予算、エリアといった条件別に絞り込みができるため、比較的理想に近い工務店を探せます。
ただし情報量が多すぎて逆に迷ってしまう場合もあるため、最初から決めようと思わず「まずは広く情報収集をしてみる」といった使い方が向いています。
・SNS
InstagramやTikTokといった「SNS」は、今や情報収集の手段として多くの人が活用するツールです。
SNSアカウントを持っている工務店の場合、直接投稿を確認して雰囲気を知ることが可能です。
完成した住宅の外観や内装、工事途中の作業風景、スタッフの様子など、投稿から読み取れる情報はたくさんあります。
・口コミ
リアルなユーザーの口コミをチェックすることで、工務店の施工状況や対応の良し悪しの判断材料にできるでしょう。
ただし口コミの中には、信ぴょう性の低いものも混じっています。
あくまでも参考程度に確認し、リアルタイムな情報収集に役立てましょう。
■工務店とハウスメーカーの違いは?
住宅を建てるには、工務店だけでなくハウスメーカーという選択肢もあります。
しかし結論から述べると、「オーダーメイドの住宅には工務店」のほうがおすすめです。
その理由としては、以下が挙げられます。
- 個別の注文住宅を建築する専門業者であり、地域に根差していることが多い。
- 工務店は職人技術を活かし、建築家の設計図に基づいて建物を施工する。
- オーダーメイドであり、顧客の要望を反映し、細かなカスタマイズが可能である。
- 品質にこだわり、手仕事による丁寧な仕上げが特徴である。
- 施工中に柔軟に変更を加えられるため、設計変更がしやすい。
- 施主とのコミュニケーションが密であり、信頼関係が築きやすい。
一方でハウスメーカーは、既成のテンプレートの中から好きなものを選ぶ手法が得意です。
全国展開しているため、ある程度規格化しないと採算が取れないという事情もあるでしょう。
その点工務店であれば、顧客の要望や個性を反映させた住まいを実現するため、オーダーメイドの細かなカスタマイズが必要となります。工務店は個別の注文住宅を建築する専門業者であり、職人技術を活かしたプランを実現するのにに適しています。
■まとめ|工務店探しは大切
工務店にはたくさんの業者がいるため、実際に家を建てるとなると「どの工務店に依頼したらいいのか分からない…」という声は多く聞かれます。
しかし本記事でご紹介した工務店の選び方やポイントを守れば、選ぶ際の参考にできるでしょう。
工務店を選ぶ前には、工法や予算、デザイン等の基準を明確に決めておくとその後の打ち合わせがスムーズです。
これから新築住宅を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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