自由設計の家とは?値段や間取りの疑問を解説
最近ではマンションや戸建て賃貸など様々な住宅形態も一般的になっていますが、やはり「家族を持ったら一戸建てを購入する」という方が多いです。
中でもオーダーメイドの住まいが実現できる「自由設計の家」は、こだわり派の方に人気が高くなっています。
そこで本記事では、自由設計の家を作る際のポイントや気になる注意点などを、まとめてご紹介していきます。
これから新築住宅計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
■自由設計の家が人気
ここでは、自由設計の家の定義や特徴をまとめてご紹介していきます。
「オーダーメイドの住宅に興味があるけれど、自由設計の家ってどんなもの?」と思われている方は、チェックしてみましょう。
・自由設計の家とは
自由設計の家とは「お客様の希望やライフスタイルに合わせた自由度の高い住宅設計」のことを指します。自由設計の家のメリットや特徴は、以下に挙げられます。
- ライフスタイルに合わせた提案が可能
- 空間の自由度が高い
- 家族のコミュニケーションがしやすくなる
- デザイン性が高い
自由設計の家は、お客様と密にコミュニケーションを取りながら希望やライフスタイルに合わせた設計を行います。そのため、自分たちの好みや暮らし方に合わせた理想の住まいを実現できるでしょう。
また自由度の高い設計が可能なため、間取りや部屋のサイズ、天井の高さ、窓の位置など、細かな部分まで自由に決定できます。「将来子供部屋を2つに区切れるようにしたい」「ペット用の専用スペースが欲しい」など、家族構成やライフスタイルに合わせた空間設計が可能です。LDKが広く家族が集まりやすい間取りや、子ども部屋が隣接している間取りにすれば、家族のコミュニケーションも活発になるでしょう。
また一般的な建売住宅に比べて「デザイン性が高い」のも特徴です。築会社や設計事務所が提供するため、プロの設計者が手掛けたデザイン性の高い住まいを実現することができます。おしゃれで個性的なデザインや、自然と調和したデザインがお好みの方におすすめです。
■自由設計の家で気になるポイント
自由設計の家にはメリットが多いですが、一方で「デメリットは無いの?」「具体的な予算が知りたい」と思われる方もいるのではないでしょうか。ここでは、自由設計によくある疑問点についてまとめてご紹介していきます。
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・自由設計の家の「値段」は高い?
一般的な注文住宅の場合、平均価格は「約3000~3500万円」です。これは土地なしの建物本体価格なので、全国どのエリアでもほぼ同じ価格帯となります。
そして自由設計の家の場合、値段は「1.2~1.5倍程度」になることが多いです。
自由設計の家では顧客の要望に合わせた設計や建築を行うため、一般的なプランニング住宅よりも高価になることが多いでしょう。
しかし予算に合わせた設計や素材の選択、建築プロセスの最適化などを行うことで、自由設計の家でもリーズナブルな価格で建築することができる場合もあります。
家全体に予算を掛けるのではなく、「家族の集まるLDKは豪華にする」「外観をシンプルにしてモダンな雰囲気にまとめる」など、工夫次第でコストを抑えることも可能です。
・自由設計の家、「間取り」はどうなる?
自由設計の家では、その名の通り「自由」なオリジナルの間取りを作り出すことができます。そのため住宅メーカーの既製品のように一定の間取りやプランに縛られず、自分たちのライフスタイルやニーズに合わせた間取りの実現が可能です。
たとえば家族構成やライフスタイルに合わせて「寝室の数や配置、リビングダイニングキッチンの広さや形状、収納スペースの量や配置、窓やドアの位置」など細かいところまで自由に設計することができます。
ただし自由設計の家は建築家や設計士とのコミュニケーションや設計作業に多くの時間を要するため、通常の住宅メーカーの既製品に比べて費用がかかる場合があります。また設計が自由であるぶん細かいところまでこだわる必要があるので、ある程度の時間や労力をかけることも必要です。
・注文住宅との違いは?
新築住宅には「注文住宅」という種類があります。こちらもオーダーメイドの設計ができるため、「自由設計の家と注文住宅はどこが違うの?」と思われている方もいるでしょう。
注文住宅は、間取りやシステムキッチンの種類など「すべてを自分たちで選べる方式」です。一方で自由設計の家は「間取りは自由に決められるものの、設備仕様等は指定になる方式」という違いがあります。
たとえば自由設計の家の場合、LDKを1階から2階に移動させる間取り変更は可能でも、ユニットバスや壁紙などの種類は選べないことになります。
自由設計は注文住宅より選べる範囲は少ないですが、値段はリーズナブルに抑えられるのがメリットです。
■自由設計の家でおすすめの間取り
ここでは、自由設計の家で取り入れたい「間取りのアイデア」についてご紹介していきます。
「普通の住宅とは違うおしゃれな家を建てたい!」とお考えの方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
・スキップフロア
スキップフロアは「階段を利用して床面を段差状に設計した間取り」のことを指します。一般的にリビングやダイニング、キッチンなどの生活スペースを一段下げたり、寝室を一段上げたりする方法が多いです。空間の高低差を演出し、より開放的な空間を作り出すことができます。
スキップフロアを取り入れることで、以下のようなメリットがあります。
- 開放感がある空間になる
- 光や風の通り道が確保できる
- 個性的なデザインになる
スキップフロアは空間に高低差をつけるため、空間に開放感が生まれます。また段差を利用することで、空間を程よく効果的に区切れるのもメリットです。光や風の通り道が確保されることで、室内の環境をより快適に保つこともできます。
一般的な家の間取りには珍しい手法なので、おしゃれでデザイン性の高い住まいになるでしょう。ただし設計には技量が必要なので、ある程度施工実績のある工務店に依頼するのがおすすめです。
・吹き抜け
吹き抜けは複数の階を縦に繋げ、天井を高く設けるデザイン手法です。一般的に2階建ての住宅でよく使用されますが、平屋の住宅でも取り入れられます。
吹き抜けを取り入れることで、明るく開放的な雰囲気の間取りになります。また大きな窓を設ければ、空気の自然な循環も促せるでしょう。
天井が高いと部屋を広く感じる効果が期待できるので、敷地面積がコンパクトな場合にもおすすめです。LDKだけでなく、玄関ホールや階段室といった狭いスペースに吹き抜けを設ける方法もあります。
・アウトドアリビング
アウトドアリビングとは、屋外にリビングスペースを設けることで、自然を身近に感じながら過ごせる間取りのことです。一般的にはテラス、ベランダ、ウッドデッキ、ガーデンルームなどがアウトドアリビングに含まれます。
アウトドアリビングを取り入れた間取りでは、屋内と屋外を自由に行き来できるため、開放感があります。また庭や自然の景色を眺めながら過ごせるため、ストレスが解消されるというメリットがあります。さらにアウトドア用の家具や照明などを取り入れることで、より快適な空間を作ることができます。
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■まとめ|自由設計の家で理想の暮らし
自由設計の家は、間取りの自由度が高く人気の手法です。
おしゃれさと利便性の両方をかなえる間取りは、オーダーメイドの建築家住宅ならではの魅力です。
建築家住宅を検討される際には、ぜひ参考にしてみてください。
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