世界に一つしかない理想のマイホームを追求するなら、建築家に依頼してフルオーダーの住まいづくりを検討する方も多いでしょう。

しかし工務店やハウスメーカーと比べると建築家との家づくりは少数派なため、デザインや費用など不安な点も多いですよね。

そこで今回は、建築家との注文住宅づくりにスポットをあて、メリットやデメリットなどを解説します。

実際に建築家と創ったデザイナーズ住宅事例もご紹介します。

 

 

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目次
■そもそも建築家とは？
■建築家とつくる新築住宅実例
■建築家と家を建てるメリット
■建築家が建てた住宅でよくある後悔の声

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■そもそも建築家とは？

一般の方にとって、建築家という職業がどのような仕事なのか具体的にイメージするのは難しいですよね。建築家を一言で表すと「理想の建物を形にするサポートをする人」といったところでしょうか。建築家と聞くと商業施設や美術館といった大規模建造物がメインというイメージも強いですが、一般住宅まで幅広く対応するケースが多いです。

 

・ハウスメーカーや工務店との違い

一般的なハウスメーカーや工務店と建築家の違いは、以下のような点が挙げられます。

• 施工は別の会社が担当する
• デザインや間取りの自由度が高い

自社で施工部門を持たない建築家は、材料の仕入れ先やメーカーとの付き合いなどのしがらみがなく、自由に設計できるのが最大の特徴。決まった形がないフルオーダーの家づくりは、一般的な注文住宅よりはるかに自由度が高いです。

 

・建築家との家づくりも基本は同じ

建築家に注文住宅を依頼するのは特別なことに感じますが、実は一般的な施工店から設計・施工管理だけ別に発注するだけ。取り組み方に若干の違いはありますが、基本的な流れは変わりません。

建築家は建てる人の要望をヒアリングして図面を引くだけでなく、実際の現場監理にも立ち会うのが一般的。細かい仕上げや材料のチョイスなど、建物のイメージに関わる部分も監督します。

 

■建築家とつくる新築住宅実例

実際に建築家による設計で建てた、オリジナリティの高いおしゃれな新築注文住宅実例を紹介します。デザイン・間取り・使い勝手などいろいろなポイントに注目してみてください。

 

事例①

一目でデザイナーズ住宅とわかる、オリジナリティの高い外観です。

 

大きな庭に直接アクセスできる大開口の掃き出し窓、アウトドアリビングにもなる大きなテラスなど、素敵な時間を過ごせる工夫もたくさん。

 

古き良き日本の土間を感じさせるコンクリート床は、ナチュラルテイストの内装と組み合わせてバランスを取っています。大きな窓から見えるやさしい緑の風景も相まって、冷たい印象無く仕上がっています。

 

H様邸（設計：奥野公章建築設計室　写真：中山保寛）

 

事例②

住宅地にありながら豊かな樹々が生い茂る、個性のある外観の住まいです。

 

お庭に向かってL型に面した大開口の窓は、たっぷりの自然光と緑の景色を室内に届けてくれます。ランマ部までクリアに仕上げた高い窓は、家の中にいながら自然欲を楽しんでいるような雰囲気。

 

I様邸（設計：環境創作室　杉）

 

■建築家と家を建てるメリット

ハウスメーカーや工務店での家づくりとくらべた、建築家の家づくりならではのメリットについて見ていきましょう。

 

・自由度の高い家づくりができる

ある程度規格が決まっているハウスメーカーでの家づくりとくらべて、一軒ずつ設計する建築家の家づくりは自由度が高いのが最大のメリットといえます。

大手のハウスメーカーはテレビCMやモデルハウスなど多額の経費が掛かっているため、規格化した建材を一括仕入れすることでコストを削減します。結果的にトータルコストは相場に収まりますが、間取りやデザインを100％自由に選ぶことはできません。

大規模な広告費がかかっていない建築家との住まいづくりでは、建材メーカーや規格に縛られず自由なチョイスができます。他で見たようなデザインを避け、オリジナリティと満足度の高い住まいづくりができるのは大きな魅力といえるでしょう。

 

・土地の形状を活かしやすい

自由度が高い建築家との家づくりは、旗竿地や異形地など特殊な土地も活用しやすいのが特徴。一般的な住宅規格では無駄が発生してしまう土地も、暮らしやすく仕上げることができます。

真四角ではない土地は市場相場より安く流通している場合が多く、土地取得費用が浮いた分建物をゴージャスにすることもできます。土地選択の幅が広がるため、希望に合わせた物件を見つけやすいのもメリットといえるでしょう。

 

・費用を調整しやすい

建築家に頼むとフルオーダーの家づくりができる分、費用は高くつくイメージを持つ方が多いようです。しかし実は、建築家と建てる方がハウスメーカーより費用を抑えやすいです。

ハウスメーカーの住宅商品はある程度仕様が決まっているため、坪単価×土地の広さで建築費用が決まります。費用を調整するには、建物を小さくするか設備のグレードを下げるしか手段がありません。

建築家との自由な家づくりは、お金をかける部分と節約する部分のバランスを取りやすいです。例えばお客さんを招くこともあるリビングはゴージャスに仕上げて、寝るだけの寝室はシンプルに仕上げるといった調整も可能です。

間取りの工夫でコストを抑えられるのも、建築家との家づくりならではのメリット。屋根裏や階段下などのデッドスペースを活かせば、コストを抑えて収納力をアップできます。

 

■建築家が建てた住宅でよくある後悔の声

インターネットの口コミサイトなどでは、建築家に頼んだデザイナーズ住宅での失敗談も少なくありません。建築家と一口に言っても設計の方針や経験は十人十色ですから、選び方に失敗してしまう可能性もあります。

先輩たちのよくある後悔の声をチェックして、対策を学びましょう。

 

・デザイン重視で使い勝手が悪い

一般住宅とは一味違うおしゃれなデザイナーズ住宅も、いざ暮らしてみると使い勝手が良くないというケースも少なくありません。

窓のないスタイリッシュなデザインにしたら室内が暗くて換気ができない、部屋を広くしすぎて収納が足りないといったケースが多いです。デザインを重視するあまり暮らしにくくなってしまっては本末転倒です。

 

【対策】⇒建築家の方針や施工事例をチェックする

マイホームづくりを依頼する建築家を探すときは、設計の方針や過去の施工事例を詳しくチェックして傾向をつかみましょう。

建物の設計に情熱を注ぐ建築家は、それぞれ独自の設計思想を持っていることが多いです。自分好みのデザインや使い勝手を提案してくれるか、設計事例を見ながら見くらべてみましょう。

 

・大幅に予算オーバーしてしまった

選択肢が多い建築家との家づくりでは、つい良いモノが目に入り予算オーバーになってしまうケースが多いようです。

マイホームづくりはとても楽しいことですから、考えているうちに夢が膨らんでしまうものです。大幅に予算オーバーしてしまい、住宅ローンの返済が厳しくなってしまうケースも。

 

【対策】⇒最初に予算を伝える

相場や参考価格がない建築家との家づくりでは、最初の相談時におおまかな予算を伝えておくことが大切です。

早い段階で予算が分かっていれば、そこに収めるためのプランを考えてもらい予算オーバーを防ぐことができます。設備や建材を選ぶときも、使い勝手やデザインと費用のバランスを考えやすくなります。

いきなりお金の話をするのは抵抗があるかもしれませんが、大切なことですから早い段階で目安をつけておきましょう。

 

・希望を聞き入れてもらえない

建築家の中には昔ながらの親方気質な方もいて、デザインや間取りの要望を聞いてもらえないというケースも少なくありません。押しの強い設計事務所の社長にどんどん仕様を決められてしまうと、なかなか希望や要望を伝えられないものです。

 

【対策】⇒依頼前にしっかり相談して見極める

建築家との家づくりは基本的に対話がメインになるため、人と人との相性は大切です。実際に依頼する建築家を決める前に、必ず対面してお話をしてみましょう。

建てる人のことをしっかり考える建築家なら、対面相談に応じてくれるはずです。最近はオンライン相談を活用できるケースもあります。相談する際は気兼ねなくイメージや要望も伝え、建築家からのアドバイスや雰囲気をチェックしてみてください。「話していて楽しい・頼もしい」と感じる建築家を見つけてみましょう。

 

■千葉・東京の建築家探しならかしの木建設におまかせ

世界に一つだけのマイホームを目指すなら、建築家との自由な家づくりがおすすめです。しかしたくさんいる建築家の中から、自分にピッタリな一人を見つけるのはなかなか大変な作業でもあります。

私たちかしの木建設はお客様のご要望をお伺いし、施工店の立場から建築家をご紹介させていただきます。現場のプロ目線で信頼できる建築家を選定しますので、マイホームの設計を安心して任せられますよ。

資金計画・土地探し・アフターメンテナンスもトータルサポートいたしますので、初期段階から建てたあとのことまでご安心ください。東京・千葉エリアの家づくりは、お気軽にご相談ください。

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