いつまでも色あせない住宅デザインの作り方|建築家と建てる注文住宅
マイホームづくりで快適な間取りや便利な設備の充実も大切ですが、満足度や安らぎに関わるデザイン性も無視できない重要な要素です。
住む人の想いを込めた理想のデザインは、毎日の生活を素敵に彩ってくれるものです。逆にどんなに暮らしやすい間取りでも、デザインがしっくりこないと理想のマイホームにはなり得ません。
今回は建築家が設計したおしゃれな住宅デザインの実例を見ながら、内装・外観づくりを考えてみましょう。
目次
■マイホームのデザインは長期スパンで考える
■いつまでも色あせない住宅デザインの作り方
■建築家とつくったおしゃれな住宅デザイン実例
■おしゃれな住宅デザインを作るコツ
■マイホームのデザインは長期スパンで考える
住宅デザインを考える上で忘れてはいけないのが、マイホームは数十年という長い時間を過ごす場所だということです。
マイホームを建てる「今」だけを考えてしまうと、後に後悔や不満が生まれるケースがあります。
- 若い時に派手な家を建てて、毎日見るうちに飽きてしまった。
- 流行のデザインを採り入れたら、10年後に古く感じる
- インテリアの好みが変わり、内装と合わなくなった
同じような話をお友達や親戚から聞いたことはありませんか?このようなマイホームづくりの後悔・失敗を防ぐために、内外装のデザインは長期スパンで考えるのがおすすめです。
■いつまでも色あせない住宅デザインの作り方
・奇抜なアクセントを避けシンプルに
おしゃれなマイホームを目指すとつい「あれもこれも」盛り込みたくなりますが、なるべく印象の強いアクセントは使わずシンプルなデザインをベースにしましょう。
奇抜な形状やビビッドなカラーなどの強いアクセントは、毎日眺めると飽きてしまう可能性が高いです。
飛び道具的なアクセントでごまかさず、建物のシルエットやカラーリングだけでも十分おしゃれに仕上げることができます。
昔からの住宅地を歩いてみると、古く見える家とそうでない家があると思います。奇をてらわずシンプルに仕上げた家は、流行に左右されず時間が経っても古臭く見えないもの。外壁塗装や内装のリフォームだけでも、十分おしゃれな状態をキープできます。
■建築家とつくったおしゃれな住宅デザイン実例
実際に建築家が設計した注文住宅を見ながら、おしゃれな内外装のイメージを固めてみましょう。
実例①
複数のキューブを組み合わせたようなインパクトのある外観ですが、よく見るとシンプルなカラーと構成で、飽きずに長年暮らせるデザインです。
内装もシンプルなモダンスタイルで統一。間接照明や螺旋階段など主張しすぎないアクセントで、程よく遊び心のあるおしゃれなLDKに仕上げました。
実例②
一般住宅では珍しいアーチ状の屋根がおしゃれな、モダンスタイルの外観です。
スクエア窓をバランスよく配置し、シンプルながらワクワクするようなデザインです。
2階のキッチンダイニングは、屋根形状を活かした勾配天井でおしゃれにコーディネート。
高い天井とスキップフロアを組み合わせ、居住空間と収納量も両立しています。たっぷり収納で生活感を見せないのも、おしゃれなお部屋をキープする秘訣です。
■おしゃれな住宅デザインを作るコツ
【外観】
・シルエットにこだわる
建物のシルエットは間取りの影響も受けますが、屋根の向きやバルコニーの形などでも調整することができます。
特に屋根形状はシルエットに大きく影響するため、特にこだわるべきポイント。スタイリッシュな片流れ屋根、高級感のある寄棟、モダンな陸屋根など、テイストに合わせて屋根を選び、シルエットを考えてみましょう。
・窓の配置にこだわる
光や風を室内に取り込む役割の窓は、建物の外観を構成する大切な要素でもあります。バランス良く配置した窓はおしゃれなアクセントになり、外観のデザインを魅力的にしてくれます。
大きな掃き出し窓、スタイリッシュな縦横スリット窓など、形状や配置のバリエーションはさまざま。一つの大きな窓にするか、複数の窓に分けるかなど、室内外両方の見え方を考えてみましょう。
・カラーにこだわる
外観のカラー選びが重要なのは言うまでもありませんが、難易度も高いのでしっかりこだわりましょう。
特に面積が大きい外壁は膨張効果によって、カラーサンプルと実物のイメージが大きく変わります。カタログの小さな印刷で確認するのではなく、なるべく大きめのカラーサンプルで確認しましょう。
好きな色をたくさん盛り込みたくなることも多いですが、外観のカラーは1~2色程度に抑えるのが基本。カラーでおしゃれに仕上げるのではなく、シルエットや窓の配置でつくったイメージをサポートする意識で選んでみましょう。派手なカラーやアクセント的な色使いは、前述したように飽きにつながるので避けるのがおすすめです。
・外構にこだわる
住まいの外観は建物だけでなく、玄関アプローチやフェンスなどの外構とセットで考えるようにしましょう。トータルコーディネートすることでそれぞれの魅力が引き立ち、外観全体の魅力がグッと増します。
モダン・和風・海外デザインなど、一つのテイストやテーマに合わせて外構も考えてみてください。「こんな庭をつくりたい」といったイメージから、建物の外観を逆算して考えるのもアリです。
シンボルツリーや植栽もテーマに合わせて選ぶと、さらにおしゃれです♪
【内装】
・素材にこだわる
内装デザインではカラーや柄に注目しがちですが、同じ間取りでも素材を変えるとイメージも変わります。
例えば同じカラーでもフローリングの木目を変えると、お部屋全体のイメージが違ってきます。壁面もクロス・コンクリート・漆喰など、素材による質感の違いでおしゃれな空間をつくることも可能です。
カラーをそろえて素材を変えたり、違う素材のカラーを同じにしたり、さまざまなバリエーションを試してみましょう。
・テイストを統一する
さまざまなテイストを混ぜてオリジナルの住まいをつくるのも素敵ですが、基本的には住まい全体を統一するとおしゃれに仕上げやすいです。
まずはベースとするテイストを一つ決めて、細かい部分をアレンジしてオリジナリティを出していくのが良いでしょう。
モダン・ナチュラルなど大まかな分類でも構いませんし、好きな家の写真を見てベースにするのもおすすめです。
・自然光にこだわる
太陽から注ぐ自然光を上手に使うことで、日中の内装をグッと魅力的に見せることができます。
たっぷり自然光が入る明るいお部屋は実際の床面積より広く見え、内装の色味も増しておしゃれに感じさせてくれます。
上の写真のように、障子やカーテンなど光を透過する素材で、柔らかい雰囲気を作り出すことも可能です。直射日光が入らない地窓も、上品で落ち着いた空間づくりに効果的。
間取りによって自然光の採り入れ方に工夫し、過ごし方に合わせたおしゃれな空間に仕上げましょう。
・照明にこだわる
太陽が沈んだ後の時間帯は、ライティングでお部屋を素敵に演出してみましょう。
光源を直接見せない間接照明、壁の反射を使うブラケット照明やダウンライト、ライティングプランによってお部屋の雰囲気は大きく変わります。
読み書きやパソコン作業をするお部屋はしっかり明るさを確保し、映画鑑賞や談笑を楽しむリビングは明暗を付けるなど、過ごし方に合わせると素敵です♪
お気に入りのホテルや旅館、レストランやカフェなど、商業施設のライティングプランをマネするのもおすすめ。
■まとめ:永く楽しめる世界に一つだけのオリジナルデザインを♪
毎日の生活を素敵に彩る住宅デザインは、マイホームを構成する重要な要素の一つ。頭の中にある理想のイメージを形にして、世界に一つだけのマイホームを作ってみませんか?
飽きが来ない上質な住宅デザインを求めるなら、自由度の高い建築家との家作りを検討してみて下さい。材料や工法の制限がないため、理想のイメージを形にしやすいのが建築家との家づくりの特徴。
私たちかしの木建設はたくさんの建築家とコラボした経験を活かし、お客様のご要望にピッタリな建築家や設計事務をご紹介しています。「建築家は気になるけどハードルが高そう」と感じている方も、普通の注文住宅と同じ感覚で建てることが可能です。
本社所在地の千葉県と営業所のある東京を中心に住まいづくりをお手伝いしていますので、お近くの方はぜひお気軽にご相談ください。
ここではご紹介しきれない、建築家とのコラボでつくった素敵な住宅デザインも、ぜひ参考にしてみてください。