二拠点生活で豊かな生活|メリットやデメリット

開放的な住宅

以前まで「二拠点生活」は、比較的裕福な層が楽しむものとされていました。

しかし最近は感染症対策としてリモートワークが広がりつつあり、一般の人にも二拠点生活に注目が集まっています。

そこでこの記事では、二拠点生活をスタートするためのポイントやメリット、デメリットを紹介していきます。

都会と田舎の両方の暮らしを楽しんでみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 


目次

■二拠点生活とは
■二拠点生活を始めるには
■二拠点生活のメリット
■二拠点生活のデメリット
■二拠点生活をスタートしてみよう

 

二拠点生活とは

そもそも二拠点生活とは、生活する場所を離れた2か所に設けるライフスタイルのことを指します。

具体的には平日には都市部のオフィスで働き、週末には田舎の別荘に行って休日を楽しむといった生活です。

こういった二拠点生活は、以前までは別荘地に邸宅を持つ人たちが楽しむものとされてきました。

 

しかし働き方の多様化やライフスタイルの変化で、一般の人にも広まりつつあるのです。

オンライン上で仕事が完結するリモートワーク可の仕事であれば、沖縄のリゾート地で仕事をしつつ、休日には都市部でショッピングやコンサートを楽しむといったスタイルも可能ですよね。

感染症対策として仕事が恒久的にリモートになったというケースも多くまり、都市部に限らず好きな地方を選んで暮らすのも人気に。

「移住支援」など費用面をサポートすることで、積極的に住民を増やそうという取り組みをしている地方自治体も多いです。

 

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二拠点生活を始めるには

自然光たっぷりのリビング

豊かなライフスタイルが送れそうな二拠点生活ですが、スタートするためにはいくつかのポイントを踏まえる必要があります。

ここでは二拠点生活を成功させるためのコツを紹介していきます。

これから二拠点生活を始めようかなとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

目的や期間を決める

「二拠点生活」というと、「都会での忙しい暮らしから離れて、田舎でのんびりリラックスできそう」といったイメージをお持ちの方は多いですよね。

しかし、そんなふわっとしたイメージだけで二拠点生活を始めてしまうと失敗に繋がりかねません。

たとえば「広い庭でガーデニングや家庭菜園をしたい」「趣味の音楽鑑賞を楽しめる家を建てたい」など、具体的な目的を決めておくことが大切です。

最初にしっかりと方向性を決めておけば、家を建てるときや実際に生活し始める段階で迷ってしまうことも少なくなりますよ。

 

とくに、これまで田舎で暮らしたことがないという方は要注意。

都会のライフスタイルでは近所付き合いはほぼ無かったという場合でも、田舎に行くと違いに驚くケースも多いです。

可能であれば、ライフスタイルに慣れるために準備期間を設けるのもおすすめですよ。

 

仕事や家族の理解を得る

二拠点生活をしていくには、まず仕事をどうするかという問題を解決する必要があります。

たとえばテレワークがメインで出社の必要がないのであれば、都市部から離れた地方でも問題ありません。

しかし月に数回でも出社が必要であれば、二拠点生活の場所をある程度行き来しやすい場所にしておくのがおすすめです。

 

また同居する家族がいる場合、二拠点生活について理解を得ておきましょう。

たとえばご主人側が自分の趣味のための新しい拠点を設けたいと思っていても、奥様側が反対するというケースも。

小さい子どもがいる場合、学校をどうするかといった問題もあります。

場合によってはご主人だけの単身移動ということもあるので、生活スタイルをどうするかしっかり話し合っておきましょう。

 

場所を選ぶ

二拠点生活の場所をどうするかという問題は、考えるのが楽しい一方で悩みどころでもありますね。

一番は自分たちが直感で気に入った場所を選ぶことですが、それだけでは不十分な場合も。

たとえば地域によっては、地元の祭りの手伝いや清掃活動、消防団の業務などをしっかり課されることがあります。

とくに新しく移住した人の場合、そういった活動に参加することで地域の一員として認めてもらいやすくなりますね。

地域の人たちとの交流は楽しいものですが、仕事等でなかなか参加できない場合、あらかじめ相談しておくのがおすすめです。

あまり交流がない地域が希望であれば、定住している人の少ない別荘地もおすすめです。

 

また生活面では、持病がある場合には総合病院が近くにあると便利ですね。

サーフィンや釣りが趣味なら海の近く、ガーデニングがしたいなら広い土地がある場所…など、それぞれのライフスタイルに合った場所がおすすめです。

その地域による事情もあるため、自治体の担当者や地元の不動産業者・工務店などに相談して情報を集めるとスムーズに進みます。

自分たちのライフスタイルに合った場所はどこなのか、入念に検討するのがよいでしょう。

 

費用を考える

二拠点生活するには、費用も大切なポイントです。

引っ越し費用や新生活の準備費用などで、100~300万円程度は掛かると思っておいた方がよいでしょう。

また二拠点生活では、それぞれの場所を行き来する費用も掛かります。

電車やバス、車などさまざまな移動手段がありますが、大人数の場合は自家用車を使った方がお得です。

地域によっては自動車免許が必須になるので、二拠点生活を始める前に取得しておきましょう。

 

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二拠点生活のメリット

木造の戸建

二拠点生活のメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。

  • 完全移住よりも気軽にスタートできる
  • 戸建てのマイホームを取得しやすい
  • 自然が豊かな地方に家を持てる

 

まず都市部と地方部など、違った環境に完全移住するとギャップに苦労を感じることも多いです。

今まで都会に住んでいたのにいきなり地方部に移住すると、便利な生活から急に不便になったと感じることも。

それに比べて二拠点生活だと拠点同士の良い所取りをできるので、負担感が少なくなるのがメリットですね。

 

またマイホームを持ちたいと考えている方にも、土地の安い地域で家を建てやすくおすすめです。

移住支援を行っている自治体であれば、新築住宅やリノベーションを行うことで補助金がもらえる場合も。

 

普段都市部で仕事をしているのであれば、自然豊かな地域で二拠点生活を送れるのは精神的なメリットが大きいです。

キャンプや釣りといたアウトドアで行うスポーツを趣味にしたり、庭でガーデニングを楽しんだりといったライフスタイルが送れますね。

 

さらに地方に拠点を構える場合、物価や住居費用が比較的安いのもメリットでしょう。

フレッシュな野菜や果物などがお手頃に購入できるので、生活費が下げられる場合も。

 

二拠点生活のデメリット

二拠点生活にはメリットもたくさんある代わりに、デメリットも。計画をスタートする前に、しっかり確認しておきましょう。

  • 生活費が二重に掛かる場合がある
  • 交通費がかさむ
  • 車の免許が必要になることも

拠点が二つになるため、電気代や水道料金等の基本料が2倍になります。

また冷蔵庫や洗濯機といった家電用品も、それぞれの家に必要になりますね。

 

さらにそれぞれの拠点間を移動しながらの生活になるため、交通費が掛かる点にも注意しましょう。

電車やバスなどの公共交通機関が無い場合、マイカーが必須になるため免許の取得が必要に。

車の有無は生活費にも大きな影響を与えるため、実際にどんな暮らし方になるのかしっかりシミュレーションするのをおすすめします。

 

二拠点生活をスタートしてみよう

おしゃれなデザイナーズハウス

二拠点生活は、都市部、田舎やリゾート地など好きな場所での生活が選べます。

テレワークなどのライフスタイルの変化により、住む場所を選ぶのも一般的に。

ぜひ二拠点生活で思い通りの暮らしを手に入れましょう。

 

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かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
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土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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