外壁をおしゃれにするには?おすすめの種類まとめ

住まいづくりを考える上で、重要なのは意外と外壁です。

外壁のデザインをおしゃれにすれば、家全体の印象もよくなりますよ。

そこでこの記事では、外壁をおしゃれにするためのポイントやコツを紹介していきます。

洗練された雰囲気の外壁を選んで、ぜひ理想の住まいを作ってみましょう。

 

外壁は家の顔

住宅の外観

住宅をパッと見た時に、最初に目に入るのは外壁ですよね。

外壁をどのようなデザイン・素材にするかは、見た目だけでなくメンテナンスのしやすさにも繋がってきます。

たとえばクールでかっこいいモルタル調、上品なヨーロッパ風の塗り壁など、外観の種類はさまざまです。

それぞれの特性を良く知ることで、思い通りの住まいに仕上がりますよ。

 

【関連ページ】おしゃれなデザイン住宅|設計事務所ではなく工務店で探す

 

おしゃれな外壁の種類

ここでは、おしゃれな外壁の代表的な種類について紹介していきます。

性能や見た目など、家族の暮らし方に合ったタイプを選んでみましょう。

 

サイディング

サイディング

 

サイディングは、一般的に住宅でよく使われている素材です。

板状のサイディングボードを貼ることで施工し、セメント製や金属製、木質系などさまざまな種類があるのが特徴ですね。

色柄や模様もさまざまなので好みに合ったものを選べるため、好みに合ったデザインが見つかりやすいでしょう。

 

サイディングは工場で一括生産する部材のため、品質が安定していて価格もお値打ちなのがメリットです。

耐水性や対候性にもすぐれ、丈夫で長持ちします。

 

モルタル

モルタルの壁

 

モルタルは、セメントと水、砂によってできた塗り壁のことを指します。

一見無骨な見た目ですが、独特の雰囲気があっておしゃれだと人気が高まっています。

サイディングのように、外壁同士の継ぎ目(目地部分)がなくコーキングの補修は不要です。

また金属製の外壁のように熱くなりにくいため、室内が快適な温度に保たれますよ。

 

タイル

タイル

 

タイルは1枚1枚焼き上げた素材で、風格の感じられる高級感がありますよね。

タイル風のサイディングもありますが、やはり本物のタイルの方が重厚感のある見た目に仕上がります。

しかしタイルはコストが高くなりがちな面もあるため、どこまでお金をかけるのかしっかり検討しておきましょう。

 

ALC

ALC

ALCは、ALCパネル等で作られる方式を指します。

「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれ、断熱性・耐火性・遮音性が高いのが特徴です。

一般的なコンクリートよりも軽いため、建物全体が軽くなるのがメリットでしょう。

最近ではさまざまなALCパネルが登場しており、一戸建てに使われるケースも増えています。

 

木目

木造

【事例詳細】白子の小屋(設計:テンジンスタジオ)

木材は温かい雰囲気のある素材で、外壁に使うとゆったりとした重厚感が演出できますね。

インテリアでもよく使われるため、外壁と合わせてコーディネートするとおしゃれです。

本物の木材を使ったログハウスもありますが、木質系サイディングを使う方法もおすすめです。

天然木がもつナチュラルな雰囲気や、独特の落ち着いた風合いをそのまま再現できますよ。

本物の木材だとメンテナンスが多少手間ですが、サイディングなら普段のお手入れはほぼ不要で美しい状態を保てます。

 

【関連ページ】木造住宅でおしゃれな暮らし|建築家と作る住まいの魅力

 

外壁をおしゃれにするコツ

外壁は、素材選びのほかにも重要なポイントがあります。コツをしっかり守っておしゃれな外壁に仕上げましょう。

 

コンセプトを決める

おしゃれな外観

【事例詳細】H様邸(設計:奥野公章建築設計室 写真:中山保寛)

外壁にはさまざまな種類があるため、まずは全体のテーマを決めるとその後の計画もうまく進みますよ。

外観の雰囲気を大まかに決めておくと、カラーやデザインも選びやすくなるでしょう。

 

たとえば写真の事例の場合、モルタルを使ってクールでスタイリッシュな雰囲気に仕上げています。

グレーの外壁に合わせて塀も同系色にまとめ、屋根はブラックになっていますね。

このように、全体のテーマが決まっていると統一感があっておしゃれな雰囲気になりますよ。

 

アクセントとなるポイントを作る

ツートンカラー

【事例詳細】Y様邸(設計:かしの木設計)

外壁を1色に決めるのもシンプルで素敵ですが、アクセントカラーを取り入れると華やかでおしゃれな雰囲気になりますよ。

写真の事例ではネイビーがベースカラーですが、バルコニー部分はホワイトが使われていますね。

ネイビー1色に比べるとパッと目を惹き、モダンな印象になっているのが特徴です。

 

しかしあまりたくさんの色を使いすぎてしまうと、逆にうるさい印象になってしまうため注意しましょう。

なるべく色の数を抑え、多くても3色にまとめると上手にコーディネートできますよ。

 

 

外壁選びの注意点

玄関

外壁選びの際は、見た目のおしゃれさだけでなくメンテナンス性、耐久性なども考慮するようにしましょう。

 

素材による耐久性の違い

素材の種類によって、耐久性も違ってきます。

たとえば最も多く使われているサイディングの場合、約5~10年がメンテナンスの目安となります。

張り替えや汚れの洗浄など、定期的なお手入れが必要ですね。

 

一方でタイルや塗り壁といった素材の場合、10年以上メンテナンス不要なものも珍しくありません。

一度施工すれば再塗装の必要がないタイプもあり、メンテナンスフリーでお手入れも楽ですね。

 

周囲の環境との調和を考慮する

住宅は自分たちの好きなデザインにする自由がありますが、周囲との調和も意識する必要があります。

たとえば近所の家が落ち着いたホワイト系の外壁なのに、1軒だけビビッドカラーでは浮いてしまいますよね。

もし「景観ガイドライン」の定められた地域の場合は、それに従って計画するようにしましょう。

 

色を多用しすぎない

外壁にはさまざまなカラーが登場しています。

カタログで見るとどれも素敵なので、思い切ってお気に入りのカラーを選ぶというのも一つの方法です。

しかし外観は外壁やドア、窓など様々な要素が調和して見えることが大切なので、少し離れて見た時のバランスも考慮しましょう。

屋根は大きな面積を占めるので、外壁との相性をしっかり確認するのがおすすめですよ。

 

汚れの目立ちやすさを考慮

外壁は雨や風に常にさらされるため、いつの間にか汚れが付いているものです。

メンテナンスの手間をあまり掛けたくないなら、汚れが目立たないタイプにしておくとよいでしょう。

たとえば落ち着いたグレー系の色味なら、車の排気ガスや風雨による汚れが目立たずに済みます。

家が大通りに面していたり、周囲に排ガスの発生する工場がある場合には、意識して外壁を選ぶのがおすすめですよ。

 

【関連ページ】お隣の家と被らない外観デザインの作り方|建築家がつくった注文住宅実例

 

おしゃれな外壁で差を付けよう

住宅の印象を大きく左右する外壁は、じっくり検討して選びたいものです。

サイディングやタイルなどさまざまなタイプの見た目があるため、住まいのイメージに合わせてコーディネートできますね。

外壁選びの際には見た目ももちろん大切ですが、メンテナンス性や汚れの付きやすさなどにも考慮するのがおすすめですよ。

 

飽きが来ない上質な住宅デザインを求めるなら、自由度の高い建築家との家作りを検討してみて下さい。材料や工法の制限がないため、理想のイメージを形にしやすいのが建築家との家づくりの特徴。

私たちかしの木建設はたくさんの建築家とコラボした経験を活かし、お客様のご要望にピッタリな建築家や設計事務をご紹介しています。「建築家は気になるけどハードルが高そう」と感じている方も、普通の注文住宅と同じ感覚で建てることが可能です。

 

【建築家一覧】

【家づくりの進め方】

 

本社所在地の千葉県と営業所のある東京を中心に住まいづくりをお手伝いしていますので、お近くの方はぜひお気軽にご相談ください。

ここではご紹介しきれない、建築家とのコラボでつくった素敵な住宅デザインも、ぜひ参考にしてみてください。

 

【施工事例一覧】

著者情報

かしの木建設株式会社

かしの木建設株式会社

かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
本コラムのコーナーでは、住まい手に役立つ家づくりの情報を発信しています。

【資格・許可】
千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

詳しいプロフィールはこちら