田舎暮らしには「平屋の和モダン」が最適|実例や計画ポイント
一般的な天井は白いクロスを貼ることが多いですが、木目の天井にするとおしゃれな雰囲気になっておすすめです。
ここでは木目天井のメリットや、参考にしたいおしゃれな事例も紹介していきます。
これから新築住宅の計画を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
■和モダン住宅とは
和モダン住宅とは、日本古来の和風様式と海外のスタイリッシュなデザインを掛け合わせた住まいのことを指します。異なるスタイルを組み合わせるため、斬新で洗練された雰囲気になるのが特徴です。
また日本人にとって馴染みの深い「畳」や「漆喰」といった素材が使われるのも特徴です。高齢の方から若い世代まで、幅広い層に人気があるスタイルとなっています。
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■和モダン平屋住宅のメリット
ここでは、和モダン平屋住宅のメリットについてご紹介していきます。一般的な2階建てにはない特徴や魅力が多いので、ぜひ参考にしてみてください。
・①段差が無く楽
一般的な2階建て住宅だと寝室が上階になるため、毎日上り下りをしなくてはなりません。
そのため小さい子どもの転落事故や、高齢になってからの足腰の負担などが発生する可能性があります。
しかし平屋であれば1階だけの移動で済むため、「すべてワンフロアで完結」するのがメリットです。
また平屋は無駄がない間取りになり、毎日の掃除やメンテナンスの面でも楽な場合が多いでしょう。
段差が無いことで、長い目で見て暮らしやすい住まいになります。
・②間取りの自由度が高い
じつは平屋は、「間取りの自由度」がとても高い住宅です。
たとえば大空間のリビングダイニングを作ったり、小屋裏を利用してロフトを作ったりするなど、住む人によって様々な間取りが考えられます。
2階建てのように「1階の横幅に制限される」ということが無いので、寝室や子供部屋を横並びにすることも可能です。
また2階以上が無いことで、「大きな窓」も確保しやすいのが特徴です。
リビングの窓を大開口にすれば、家全体に光が行き届く明るい住まいにできます。
・③コスト削減になる
一般的に「平屋は割高」と言われることがあります。
この理由としては、建築面積や屋根が2階建てよりも大きくなることが挙げられます。
基礎工事費や材料費が余計に掛かってしまうため、単純な建築コストで見ると平屋は高めの価格帯になる傾向があるでしょう。
しかし「トータルコスト」は平屋の方がお得な場合も多いです。
2階建ての場合はトイレを2か所作ることが多いですが、平屋は1か所で済みます。また部屋数が少ないためエアコン、窓、内装材もコストカットできます。
そのため内装や家具まですべて含んだ金額で比較すると、平屋の方が安くなることがあるのです。
どちらが良いかは住む方の価値観によるため、ライフスタイルに合った方を選ぶようにしましょう。
■田舎暮らしに平屋和モダン住宅がおすすめな理由
ここでは、特に田舎暮らしで平屋和モダン住宅がおすすめな理由についてご紹介していきます。
コロナ禍でテレワークが普及したことにより、地方移住のニーズも高まっています。
平屋和モダンは田舎でのんびり暮らすスタイルにマッチしているので、ぜひチェックしておきましょう。
・自然と調和するデザイン
古くからある日本の住宅には、「畳」「い草」「障子」といった自然素材が多く使われています。
和モダンのスタイルにも同様に取り入れられているので、落ち着いた安らぎの空間が作り出せるのです。
程よく自然と調和するデザインなので、幅広い年代の方におすすめです。
・アウトドアを有効に使える
平屋住宅は、2階建てに比べて屋外空間が身近になります。
そのため気軽に外に出られるようになり、アウトドアを有効に使えるのがメリットです。
広い敷地を生かして家庭菜園やガーデニングをするなど、思い思いの楽しみ方ができるでしょう。
最近では「子供が外で遊ばなくなった」と聞かれることも多いですが、平屋ならのびのびと自由に外で遊ぶ機会も増えるでしょう。
■和モダンな平屋で「庭」をどう取り入れる?
和モダンな平屋では、庭の取り入れ方も家づくりの重要なポイントです。
田舎暮らしでは自然豊かな環境のことも多いため、屋外空間も上手に取り入れましょう。
・①大きなテラスを作る
大きなテラスは、アウトドア空間を楽しむスペースとしておすすめです。
写真のように「庇(ひさし)」を長く確保しておけば、雨の日にも濡れずに快適に過ごせます。
毎日の洗濯物干し場としても使えて、生活の幅が広がるでしょう。
一般的なテラスやデッキは4畳程度の広さであることが多いですが、これだけのスペースがあれば家族みんなで過ごすのに十分です。
形状は上の写真のように横長の縁側スタイルにするほか、正方形のテラスを建物横に付けるパターンもあります。
また敷地の形状に合わせて曲線にするなど、様々なプランが考えられます。
・②アウトドアリビングを計画する
アウトドアリビングとは、リビングに続く空間に設けられた屋外空間のことを指します。
TVやソファのあるメインリビングとは違い「セカンドリビング」として使われることが多いです。
建物の床面と高さを揃えることで、行き来がしやすくなるように計画します。
まるでリビングが外に繋がったように見えるため、実際よりも空間が広く感じられるのが特徴です。
アウトドアリビングは1階にウッドテラスやデッキを設ける方法のほか、2階リビングの場合はバルコニーにする方法もあります。
「室内と屋外の中間」としての役割があるため、暮らしの中に変化がもたらされます。
たとえば「家族で一緒にバーベキューをする」「ペットや子どもが広々遊ぶ」など、ライフスタイルによって幅広く使えるでしょう。
・③大きな窓で「借景」
借景とは「窓の外の景色を室内から楽しむ手法」のことを指します。
これは昔から日本庭園で用いられてきた手法で、景色を借りることで空間を広く見せ、四季の移ろいを楽しむことができるのです。
田舎暮らしの良さを最大限に生かし、豊かな自然を見ながら寛ぐのは最高の時間でしょう。
平屋の場合は2階が無い分、窓を大きく確保しやすいのが特徴です。
特に家族が集まるリビング・ダイニングは大開口の窓を設けてみるのもおすすめです。
■まとめ|平屋和モダン住宅で田舎暮らし
平屋の和モダン住宅は、日本人にとって馴染み深く過ごしやすいスタイルです。
段差が無くバリアフリーなことで、小さいお子さんから高齢の方まで誰もが過ごしやすいのもメリットです。
また田舎暮らしの豊かな自然との相性も良く、アウトドアを楽しみたい方にもおすすめとなっています。
これから新築住宅をご検討の方は、ぜひ平屋和モダン住宅を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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