デザイン工務店で家を建てる|メリットや事例紹介
多くの方にとって、住宅は一生に一度の大きな買い物です。
最近ではSNSの影響で「おしゃれでデザイン性の高い家を建てたい」というニーズが増えています。
そんな中で注目されているのが「デザイン工務店」です。
本記事ではデザイン工務店の特長やメリット、具体的な建築事例についてご紹介していきます。
これから新築計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
■デザイン工務店とは
デザイン工務店とは、意匠性が高くおしゃれな建築物を手掛ける工務店のことを指します。
建築デザイン、内装デザイン、外装デザイン、家具や照明のデザインなど、建築プロジェクト全般において専門性の高い提案を行っています。
建築やインテリアデザインの最新トレンドや新しいテクノロジーに敏感であり、洗練されたデザインスタイルを提供します。
建物や空間の個性を引き立て、クライアントのライフスタイルに合わせたデザインを実現してくれるのが特徴です。
またデザイン工務店は、新築住宅、リフォーム、商業施設、オフィスデザインなど、さまざまなプロジェクトに携わります。
建物や空間に関してデザインに重きを置く場合、デザイン工務店は重要な協力者となります。
■各依頼先との違い
ここでは、デザイン工務店と他の依頼先の違いについてご紹介します。
それぞれの特長を知ることで、ライフスタイルに合った建築会社を選びましょう。
・工務店
一般的な工務店とデザイン工務店は、専門性や業務内容に違いがあります。
まず、一般的な工務店は主に建築やリフォームの施工に特化しています。
建物の構築や修繕、基本的な仕上げ工事(塗装、床張り、屋根修理など)を担当し、機能性や構造を重視します。
デザインのカスタマイズやオリジナリティのあるデザインは苦手なことが多く、オーソドックスな間取りになることが多いでしょう。
一方でデザイン工務店は、建築やリフォームにおいてデザインにも注力しているのが特徴です。
建物や室内のデザイン要素、美的要素、機能性に重点を置き、建築や内装のデザインを提供します。
クライアントの好みやライフスタイルに合わせてカスタマイズされたデザインを提供し、建物や空間に個性を持たせることを得意とします。
・設計事務所
まず建築設計事務所は、建物の設計とプランニングに特化しています。
主に店舗施設や大型住宅といった建物の設計図やプランを作成し、建物の外観、構造、空間設計などを計画します。
デザイン専門の工務店や専門家と比べると、建築の構造や法的規制に関する知識を重視することがあります。
また通常、建築設計事務所はデザインと設計に特化し、施工は他の業者に委託することが多いです。
一般的には、建築設計事務所がプランニングと設計を行い、施工業者が実際の工事を行います。
一方でデザイン工務店は、建築プロジェクト全体にわたってデザイン要素に焦点を当てるのが特徴です。
デザインと施工の両方を行うため、よりきめ細やかな対応が期待できるでしょう。
デザイン提案から実際の施工までを一貫して行うことで、デザインのアイデアが実現され設計と施工の一貫性が確保されます。
設計事務所が大型の豪邸を手掛けることが多いのに対して、デザイン工務店は小規模なリフォーム・新築にも対応します。
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■デザイン工務店のメリット
デザイン工務店のメリットをまとめると、下記のようになります。
- 一般の工務店よりもおしゃれなデザインになる
- 地元に近く安心感がある
- 敷居が低く依頼しやすい
- 比較的リーズナブルで安い価格
デザイン工務店は、一般の工務店よりもデザイン性に特化しているのが特徴です。
地元に根付いて実績を挙げている会社であれば、施工の腕も信頼できるでしょう。
また建築設計事務所に比べると、一般住宅でも依頼がしやすいのもメリットです。
費用も比較的リーズナブルなので、まずは見積もりだけでも依頼してみる価値が十分あります。
■デザイン工務店がおすすめな人
デザイン工務店は、以下のような方におすすめです。
- 普通の家ではなく、オリジナリティのある間取りにしたい
- 機能性とデザイン性を両立させたい
- 理想のイメージを、工務店と一緒に作り上げたい
- 設計事務所に依頼するのは、不安な点が多い
- 設計事務所よりリーズナブルな価格にしたい
デザイン工務店は、一般の工務店と建築設計事務所の「良い所取り」をできるのが特徴です。
おしゃれなデザイン性を叶える一方で、自社施工のため技術面での信頼感も高くなります。
担当者と一緒に間取りやデザインを考えていけるため、より理想に近い住まいが実現するでしょう。
■デザイン工務店の建築事例紹介
ここでは、デザイン工務店が手掛けた住宅の事例をご紹介します。
通常のハウスメーカーや工務店とは違う、オリジナリティあふれる設計が魅力です。
多くのイメージを見ておくことで、間取り計画の参考にしましょう。
・リビング階段が開放的な家
こちらの事例は、ツートンカラーの個性的な外観が特徴的です。
2階部分はブラックの木材で、木の素材感を生かしたおしゃれなデザインとなっています。
1階から2階にかけて、リビング階段が設けられています。
これにより吹抜のような開放感が生まれ、上下の緩やかな繫がりが感じられます。
採光・通風が確保できるため、日中には照明器具を点けなくても明るく過ごせるでしょう。
コンパクトな面積でありながら、スペースを最大限に生かした間取りとなっています。
寝室もシンプルな作りで、天井には木材が採用されています。
通常の居室は壁と同じ白いクロスが張られることが多いですが、あえて木目天井にすることでナチュラルな雰囲気になるでしょう。
特に寝室は1日の疲れを癒す空間でもあるので、木の優しい香りや風合いが落ち着くという方は多いです。
・黒が印象的なモダンデザイン
最近では「黒」を取り入れたデザインが人気で、こちらの事例も黒い外観が特徴的です。
窓があえて非対称の配置になっており、軽快なリズム感があります。
内装も白と黒を基調としており、スタイリッシュでクールな印象です。
LDKは2階に配置し、傾斜天井にすることで天井を高くしています。
2階リビングは日当たりや眺望が良いため、人気の形式です。
キッチンは「コの字型」を採用し、作業空間が広々と確保できています。
一般的なⅠ型とは違ってシンクとコンロの距離が近くなることで、作業効率が良くなるのが特徴です。
おしゃれなだけでなく機能性も高く、デザイン工務店ならではの気配りが生かされています。
■まとめ|デザイン工務店でおしゃれな家づくり
「おしゃれな家を建てたい」という方には、デザイン工務店への依頼がおすすめです。
通常の工務店や建築設計事務所とは一味違う提案力で、お施主様に合わせた提案が可能になります。
こだわりの住宅を計画するのであれば、ぜひデザイン工務店を検討してみてはいかがでしょうか。
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