木の家の外観をおしゃれにするコツ|事例紹介
木の家は、素朴で温かみのある雰囲気が幅広い世代に人気です。
また見た目がおしゃれなだけでなく、機能面でも優れた性能を発揮します。
本記事では木の家の外観デザイン事例や、具体的なメリット・注意点についてまとめてご紹介します。
■木の家の外観事例
ここでは、木の家のおしゃれな外観の事例をご紹介します。
住宅の外観は、外から見た時の第一印象を左右する部分です。そのため気に入ったデザインを選べば、毎日気分良く過ごせるでしょう。
たくさんの事例を見ることで、外観計画のご参考にしてみてはいかがでしょうか。
・①シックな黒い外観
こちらの事例は、黒一色で統一された外壁が特徴です。
周囲の柵とも同じ色味に揃えることで、建物全体がすっきりとまとまって見えます。
最近は「ブラックインテリア」という黒を基調とした内装が流行していますが、外観でも同様に黒い外壁材の人気が高まっています。
テラス部分の天井には、本物の木目が採用されています。
このように黒と木目の相性は非常に良く、メリハリのある配色のため全体が引き締まった印象になります。
また照明は天井埋め込みのダウンライトを採用することで、メンテナンスの面でも楽な計画となっています。
【事例詳細】我孫子市 我孫子の家離れ(設計:堀部安嗣建築設計事務所)
・②ツートンカラーの外観
こちらは、白と黒のツートンカラーになっているおしゃれな外観です。
建物上部には黒い木目が使われており、ナチュラルで素朴な雰囲気が感じられます。
窓はあえてランダムに配置することで、洗練された外観になります。
内部も木造を生かした内装で、リビング階段がおしゃれです。
吹き抜けを作ることで開放感を生み出し、コンパクトな間取りでも広々と感じられます。
【事例詳細】大網白里市 O様邸(設計:ユウ建築設計室)
・③平屋の和風モダンな外観
こちらは、和風モダンの平屋住宅の事例です。
戸建て住宅では2階建てが主流ですが、最近平屋の人気が高まっています。
これは、階段が無く段差が生じないことから、バリアフリーに暮らせる点が幅広い世代に支持されていることが大きな理由の一つです。
内部には中庭が設けられており、屋外との繋がりが感じられる設計です。
リビング・ダイニング側から植栽が眺められるため、四季の移ろいを豊かに味わえます。
あえて壁を設けず全面ガラス張りにすることで、開放的な雰囲気となっているのが特徴です。
【事例詳細】S様邸(設計:後藤組設計室 写真:後藤 智揮)
■木の家の外観計画のコツ
ここでは、木の家の外観計画を行う際のコツについてご紹介します。
普通の住宅だとサイディング材を貼ることが多いですが、どうしても画一的な印象になってしまうでしょう。
その点木の家ではオリジナリティを演出できるため、他とは違ったおしゃれな外観になります。
ご紹介するポイントを参考に、ぜひ外観計画に取り入れてみてください。
・天然素材を取り入れる
天然素材を取り入れた木の家は、おしゃれで自然な雰囲気を演出することができます。
天然素材とは主に、木材や石、竹、大理石などの自然な要素を指します。これらの素材には独自の風合いや質感があり、環境にも配慮された選択肢として人気があります。
具体的には、外壁や外装に木材を使用することで、自然な温かみや風合いが漂います。木の質感は独特で、自然の美しさを引き出します。
また外壁や庭、門などに天然石を使用すると、高級感や自然な雰囲気を演出できます。石の種類や色を選ぶことで、デザインのバリエーションを持たせることが可能です。
天然素材を取り入れたデザインは、自然と調和し、環境にも優しく、おしゃれな雰囲気を作り出すことができます。ただし、素材の選択や配置、デザインのバランスなどを検討することが重要です。
・黒×木目がおしゃれ
木目と黒いカラーを組み合わせることは、スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出するための効果的な手法です。この組み合わせにより、クリーンでシックな要素を融合させることができます。
木目と黒いカラーは強いコントラストを生み出します。これにより、木の美しい模様や質感が黒の背景で際立ち、視覚的な魅力を増します。
また黒いカラーはモダンで洗練された雰囲気を醸し出します。これに木目を組み合わせると、自然と現代的な要素が融合して、スタイリッシュな外観が完成します。
場合によっては、黒をアクセントカラーとして使用することで、建物の特定の部分やデザイン要素を際立たせることができます。例えば、黒いサッシ、窓枠、玄関ドアなどがおすすめです。
・木の色にも配慮
木材の色味は、建物の外観デザインにおいて重要な要素です。
建物のスタイルやデザインに応じて、適した木材の色味を選ぶことが重要です。例えば、モダンなデザインの建物には明るめの木材の色味がマッチしやすく、伝統的な建物には暗めの色味の木材がフィットする可能性があります。
また周囲の自然や環境と調和するために、周囲の風景や植生との相性を考えて木材の色を選びましょう。
建物の外観の色味は、内部のインテリアの色味とも調和することが重要です。木材の外観色味が内部の素材や家具と調和すると、全体的な統一感が生まれます。
木材の色味を選ぶ際には、これらの要素を考慮してデザインを進めることで、外観が一体感のある魅力的なものになるでしょう。
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■木の家のメリット
日本では、新築戸建て住宅の約8割が木造となっています。
木造住宅は古くから日本で愛されてきた住まいの形式であり、現代の生活にもマッチしています。
木の家のメリットとしては、下記の点が挙げられます。
・比較的リーズナブル
木造住宅は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比べると比較的リーズナブルな価格となります。
木造住宅の施工は、他の一部の工法に比べて効率的に行えることがあります。施工の速さと効率化により、コスト削減に繋がります。
また軽量構造であるため、基礎の規模や強度が他の重量構造に比べて抑えられることがあり、これがコスト面でのメリットとなります。
ただし、木造住宅が他の工法よりも必ずしもリーズナブルであるとは限りません。
特に高品質の木材や設計、建築技術を使用する場合、木造住宅の価格は他の工法と同等かそれ以上になる可能性があります。
・温かみのある外観になる
木の家は、その天然素材がもたらす特性や美しさから、温かみのある外観を持ち、居心地の良い空間を作り出します。
木は自然な材料であり、木目の質感や色合いが温かみや居心地の良さを感じさせる要因となります。
また、木の種類や木材の加工方法、仕上げによって異なる色合いが生まれるのも味わい深いです。これらの色合いは自然光を受けることで美しく映え、建物全体に温かみを与えます。
木の表面には独特の木目があり、これが建物の外観に特徴的なデザインをもたらします。木目に触れると温かみを感じることもできます。
木を用いた建築は、自然と調和するデザインが多いです。周囲の自然環境や景色とマッチしやすく、緑や自然の風景と調和して温かみのある雰囲気を醸し出します。
・設計の自由度が高い
柱と梁で構成される在来工法では、比較的自由な間取りが実現します。
たとえば吹抜や大空間のリビング、変形地でのコンパクトな間取りも可能です。
また木材は加工しやすく、複雑な形状や曲線を持った構造を実現することができます。これにより、建物の外観や内部レイアウトで多様なデザインアプローチを取れるでしょう。
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■木の家の注意点
木の家にはメリットが多いですが、注意点もあります。主なポイントは下記が挙げられます。
●メンテナンスが必要
●施工業者によって技術差がある
●防火性能に劣る
木材は腐食や劣化が進みやすいため、外壁塗装や清掃といった適切なメンテナンスが求められます。
またオーダーメイドであるのはメリットですが、その分施工業者によって仕上がりに差がある点には注意が必要です。
木材は燃えやすい素材のため、建材や内装材には適宜難燃材料を選ぶ必要があります。
■まとめ|おしゃれな木の家を計画しよう
木の家は特有の温かみがあり、年月を経るごとに味わいが増す魅力があります。
外観がおしゃれだと毎日の生活も気分よく過ごせるため、ぜひ納得のいくデザインを採用してみてはいかがでしょうか?
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