中庭にウッドデッキを作りたい|間取り方法やデメリットまとめ
中庭にウッドデッキを作る間取りは、おしゃれにアウトドアを楽しめると人気です。
本記事では中庭ウッドデッキの計画方法やメリット、注意点についてまとめてご紹介します。
これから新築住宅をお考えの方は、ぜひご参考にしてみてください。
■ウッドデッキとは
ウッドデッキは、木材を主要な建材として使用した屋外用の構造物です。通常、庭園、庭、テラス、プールサイドなど、屋外のリラックススペースを作るために設置されます。耐久性が高くおしゃれなため、屋外で快適に過ごしたい方に人気です。
ウッドデッキは、屋外で食事を楽しんだり、日光浴をしたり、家族や友人とリラックスしたりする場所として使用されることが多いです。適切な保守とメンテナンスを行うことで、ウッドデッキは長く美しい状態を保つことができます。
ただし木材は風化や虫害に対して比較的弱いため、定期的な塗装、シーリング、清掃が必要です。また、ウッドデッキの設計や構築の際には地域の建築基準や安全規制に従う必要があります。
■中庭にウッドデッキを作るメリット
ここでは、中庭にウッドデッキを作る場合のメリットについてご紹介します。
・アウトドアを楽しめる
ウッドデッキは、快適な屋外スペースとなります。庭に比べてフラットで均一な表面となり、椅子やテーブルを配置したり、リラックス用のソファやハンモックを設置したりするのに向いています。
自然の美しさを楽しみながら、快適な座席でくつろぐ場所として利用できます。
テーブルと椅子を配置すれば、家族や友人とアウトドアダイニングを楽しむことができます。新鮮な空気と自然の景色を味わいながら、料理や会話を楽しめます。またウッドデッキは、自然の美しさや庭の景色を満喫するのに最適な場所です。
鳥のさえずりや風のそよぎ、季節の変化など、自然のサウンドや景色が満喫できます。ウッドデッキに植物や花を配置することで、庭園の美しさをさらに引き立てることもできます。
・物干しスペースに使える
ウッドデッキは、洗濯物を干すための理想的なスペースとなります。室内よりも屋外のウッドデッキで干すことで、衣類が自然の風と太陽光で速く乾燥します。これにより、電力やエネルギーの節約にも繋がります。
ウッドデッキを物干し場として使用することで、室内のスペースを節約できます。特に小さな住宅では、洗濯物を干すために室内に物干しスペースを確保するのが難しい場合があります。ウッドデッキを利用することで、室内のスペースを他の目的に使うことができます。
・子どもの遊び場になる
ウッドデッキは、子供たちが屋外で安全に遊ぶためのプレイエリアとして利用できます。外部から囲まれていることで、保護者が子供たちを見守れる場所として役立ちます。
テーブルや椅子、絵の具やクレヨンなどを配置することで、絵を描いたり、手工芸を楽しんだり、友達との楽しい時間を過ごすことができます。
また、季節によって異なる遊びを楽しむのに適しています。夏にはプールや水遊びを楽しむためにデッキ上にプレイプールを設置できますし、秋にはピクニックを楽しむ場所として利用できます。冬には雪の日に雪だるまを作ったり、クリスマスの飾りつけをする場所としても活用できます。
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■中庭ウッドデッキの注意点・デメリット
ここでは、中庭にウッドデッキを作る際の注意点やデメリットについてご紹介します。
・初期費用が掛かる
ウッドデッキの設置には、木材、ハードウェア、工具、施工労力などが必要です。
これらの材料と労力にかかる費用は、プロの建設業者に依頼する場合でもかなりの額になることがあります。デッキのサイズやデザイン、使用される材料によって初期費用は異なります。
また初期建設費用に加えて、追加のコストがかかる可能性があります。これにはデッキの手すりや柵の取り付け、シーリングや塗装、照明設備、家具の購入、植栽などが含まれます。
・メンテナンスの手間が掛かる
ウッドデッキは屋外で風雨にさらされるため、汚れや植物の落ち葉、カビ、藻類などが付着しやすく、定期的な清掃が必要です。
デッキの表面や隙間を掃除し、清潔に保つために時間と労力を費やす必要があります。
また、季節の変化に応じてメンテナンスが必要です。特に冬季には凍結や除氷剤の影響からデッキを保護する必要があり、夏季には太陽光線から木材を守るために塗装やシーリングを行うことが重要です。
シロアリなどの害虫は、木材デッキを侵害する可能性があります。害虫の管理や予防策を講じる必要があり、これにも手間やコストが掛かってしまいます。
・屋根が必要な場合もある
日差しや雨が気になる場合、屋根の設置が必要になるケースがあります。
屋根があることで雨や日光から保護されるため、快適な屋外スペースとして使用できます。雨の日でも外でくつろぐことができ、紫外線から肌を守れるのもメリットです。
また屋根があれば、季節を問わず利用できます。室内と連結された拡張された居住スペースとして機能し、「アウトドアリビング」としての活用も期待できるでしょう。家族や友人を招いて食事を楽しんだり、レクリエーションを行ったりする場所として使用できます。
■中庭にウッドデッキのある間取りパターン
ここでは、中庭にウッドデッキのある間取りの計画パターンをご紹介します。
それぞれの形状によって特徴が異なるので、条件に合ったタイプを選びましょう。
・ロの字型
ロの字型はカタカナの「ロ」の字のように、家の外壁で中庭のまわり全てを囲われた状態になります。
家の中心部分に中庭が配置されるため、他のどの形よりもプライベート感が強いのが特徴です。それでいて家の真ん中に光が差し込む形になるため、家全体を明るい雰囲気にすることができます。
ただし中庭を挟んで向かい合っている部屋に移動したいときには、中庭をぐるりと回って移動するか、中庭を突っ切るかのどちらかになるため、移動が億劫に感じられる方もいるかもしれません。
また中庭の4面を家で囲むためには外壁が長くなってしまうため、建築費用が高くなる可能性があることにも注意が必要です。
・コの字型
コの字型は、カタカナの「コ」のように中庭が家の外壁のうち3面に囲まれている形状のことを指します。中庭が完全に取り囲まれているわけではなく、1面は外と接しているのが特徴です。完全に囲われた中庭と比べて、開放感があるのが特徴です。
また中庭と外、中庭と家の中の行き来も間取りのポイントの一つです。間取りによっては、家の中からしか中庭に出入りすることができないこともありますが、コの字型の中庭では外から中庭に出入りすることができます。
そのためガーデニングや家庭菜園をしたい方には、外から出入りできるコの字型がおすすめです。
・L字型
L字型は、家がアルファベットの「L」の形になっており、中庭の2面が家の外壁に面している間取りとなります。他の中庭の形と比べて外と面する部分が大きいため、開放感を得られるのが特徴です。
コの字型やロの字型と比べて中庭と外壁が面する部分が少ないため、建築費用を抑えられるというメリットもあります。ただし外から見えやすいため、プライバシーに配慮してフェンス等の設置が必要になるかもしれません。
【関連ページ】中庭のある間取りの種類と魅力|実際の建築事例も
■まとめ|中庭ウッドデッキで快適な暮らし
中庭にウッドデッキを作ると、快適な暮らしが実現します。
気軽にアウトドアを楽しめたり、子どもの遊び場として活用できたりとメリットが多くおすすめです。
様々な間取りパターンがあるので、ぜひ条件に合った方法を見つけてみてはいかがでしょうか?
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