新築間取りの考え方・順番とは|部屋別計画で成功

新築の間取り

注文住宅の場合、間取りの配置を自由に決められるのがメリットです。

しかし間取り計画に慣れていないと「考え方が分からない…」「どんな順番で決めるべき?」と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、新築注文住宅間取りの考え方について詳しくご紹介していきます。

これから新築計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

■新築間取りを考える順番

ここでは、新築間取りを考える順番について整理します。

間取り計画初心者の方は、ぜひ順を追って計画してみてください。

・①必要な部屋をリストアップする

新築間取りを考える最初のステップは、必要な部屋をリストアップすることです。

まず家族構成や生活スタイルを考慮し、どのような部屋が必要かを明確にしましょう。

例えばリビング、ダイニング、キッチン、寝室、子ども部屋、洗面所、トイレ、バスルーム、さらには書斎や趣味部屋など、各部屋の目的を具体的に考えます。

 

できれば、将来的な家族の変化やライフスタイルの変化も考慮に入れると解像度が高まります。

例えば子どもの個室に必要な部屋の数や広さを考慮し、生活がしやすい間取りを意識すると暮らしやすい間取りにまります。

リストを基に、設計の方向性を定めるための重要な基盤を築きましょう。

・②収納物の量を把握する

新築の際には、必要な収納スペースを確保することが快適な住環境を実現するために欠かせません。

まず現在の収納物を整理し、どれだけの量や種類があるのかを把握しましょう。

これには衣類、日用品、書類、趣味の道具といったあらゆるアイテムが含まれます。

 

特に、季節ごとに使用するものや、使用頻度の低いアイテムをどのように収納するかを考えることが大切です。

収納スペースを効率的に配置するためには、部屋の種類や用途に応じた収納方法も検討しましょう。

・③ゾーニング・動線計画を立てる

最後に、ゾーニングと動線計画を立てます。

ゾーニングとは居住空間を機能別に分けることを指し、生活の利便性や快適性を向上させるために不可欠です。

具体的にはプライベートエリア(寝室や子ども部屋)とパブリックエリア(リビングやダイニング)の配置を考慮し、それぞれの部屋がどのように相互作用するかを検討します。

また動線計画では部屋間の移動を考え、無駄のない動線を設計することが求められます。

特にキッチンとダイニング、洗面所とバスルームなど、日常生活で頻繁に利用するエリア間の動線を短くし、ストレスの少ない家事動線を作ることがポイントです。

家族のライフスタイルや活動を反映した動線設計にすることで、住みやすさが格段に向上します。

■部屋別|間取りのコツ

ここでは、部屋別に間取り計画のコツをご紹介します。

・LDK(リビング・ダイニング・キッチン)

LDKは家族が集まる中心的な空間であり、オープンなレイアウトが人気です。

キッチンとダイニング、リビングを一体化させることで会話がしやすくなり、家族のコミュニケーションが活発になります。

また自然光を取り入れるために大きな窓や吹き抜けを取り入れると、明るく広がりのある空間になるためおすすめです。

動線を考慮し、キッチンからダイニング、リビングへのアクセスがスムーズにできる配置にしましょう。

・玄関

玄関は、適切な広さを確保して靴やコートの収納スペースを設けると、使い勝手が向上します。

必要に応じてシューズクロークを設置すれば、整理整頓が可能です。

また明るい照明や大きな鏡を配置すると、開放感が増して空間が広く感じられます。

玄関の配置は動線を意識して、リビングやその他の部屋へのアクセスが容易になるよう考慮しましょう。

・寝室

寝室は、リラックスできるプライベート空間として設計することが重要です。

静かな位置に配置し、外部の音や光を遮る工夫を施すと快適度が高まります。

また収納スペースとしてウォークインクローゼットを設けることで、整理整頓がしやすくなります。

カーテンやベッドリネンに落ち着いた色合いを選ぶことで、よりリラックスできる雰囲気を演出しましょう。

・洗面所・浴室

洗面所・浴室は、機能性と快適性が求められる空間です。

洗面台は広めのカウンターを選ぶと使いやすくなり、適宜収納スペースを確保することで小物の整理がしやすくなります。

浴室には然光を取り入れるために窓を設けると、リラックスできる環境を作り出せます。

・トイレ

トイレはプライバシーを重視しつつ、機能的な設計が求められます。

また最近人気のタンクレストイレには手洗い器が付いていませんが、別途手洗いスペースを設けることで利便性を高められます。

明るい照明やアクセントクロスを使って、狭い空間をおしゃれに演出するのがおすすめです。

トイレは家の中での利用頻度が高いため、動線や使いやすさにも配慮した設計が重要です。

■新築間取り計画で失敗しない方法

ここでは、新築間取り計画で失敗しないために守りたいポイントをご紹介します。

基本的なルールを押さえておくことで、完成後の後悔を防ぎましょう。

・家具配置を決めておく

新築間取り計画で失敗を避けるためには、家具配置を事前に決めておくことが非常に重要です。

まずどのような家具を使用するのかをリストアップし、それぞれのサイズや形状を把握します。

特にソファやダイニングテーブル、ベッドなど、主要な家具はスペースを大きく占めるため、実際の寸法を測って間取り図にあらかじめ書き込んでおくと安心です。

 

配置計画では、人が通る際の動きや部屋の利用頻度を考慮し、スムーズに移動できるように配慮しましょう。

また、部屋ごとの目的に応じて家具の配置を考えることも重要です。

家具配置を事前に決めることで、必要な収納スペースやコンセントの位置も確認できます。

これにより、完成後のリフォームや変更の手間を省くことにつながります。

・日当たりを確保する

自然光を取り入れることで居住空間が明るくなり、心地よい雰囲気が生まれます。

日当たりを考える際には、敷地の方角や周囲の建物との位置関係を確認することが大切です。

具体的には南向きの窓を大きく取ると、午前中から午後にかけての直射日光を取り込めます。

必要に応じて吹き抜けやオープンなレイアウトを採用することで、日光が室内の奥まで届くように工夫しましょう。

・風水を考慮する

中国に古くから伝わる考え方である風水は、居住者の運気や健康に影響を与えるとされています。

風水では家の配置や部屋のレイアウト、家具の配置などが重要です。

特に玄関は運気を取り入れる入り口として、明るく清潔感のあるスペースを作ることが求められます。

水回りには悪い「気」が溜まりやすいとされるため、風通しを良くして常に清潔に保つことが重要です。

ただし科学的根拠がある訳ではないため、あくまでも参考程度に確認するのがおすすめです。

・平屋は小屋裏の有無を考える

小屋裏とは、天井材を張らずに屋根裏を活用する場所のことを指します。

小屋裏を設けることで収納スペースを確保できるだけでなく、将来的に居住空間を拡張する可能性も広がります。

平屋は面積が限られるため、小屋裏を利用することで物を効率的に整理でき、生活空間をスッキリと保つことが可能です。

平屋ならではのメリットを最大限に生かして、快適な間取り計画を心掛けましょう。

■まとめ

本記事では、新築間取り計画の考え方についてご紹介してきました。

順を追って計画を立てていくことで、初心者の方も快適な間取りが実現できます。

ご紹介したポイントを参考に、納得のいく住まいづくりを計画してみましょう。

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かしの木建設株式会社

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かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
本コラムのコーナーでは、住まい手に役立つ家づくりの情報を発信しています。

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千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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