平屋は建築家と建てた方が良い理由|東京・千葉のおしゃれな平屋間取り実例
ワンフロアで完結する効率的な暮らしと、老後も安心のバリアフリーで人気が高まっている平屋の間取り。最近はローコストハウスメーカーをはじめ、平屋を扱う施工店も増えてきています。
しかし平屋は二階建てとは間取りの考え方が異なるため、テンプレートに当てはめて建てると暮らしにくくなってしまうケースも。
魅力やメリットがいっぱいの新築平屋ですが、暮らしやすさやデザインにこだわるなら建築家に設計を依頼するのがおすすめです。今回は建築家の設計に基づく、おしゃれで暮らしやすい平屋の実例を見ながら家づくりを学んでみましょう。
目次
■平屋は建築家と建てた方が良い理由
■新築平屋のメリット
■新築平屋のデメリット
■おしゃれな平屋新築実例
■平屋を建てる建築家選びのポイント
■平屋は建築家と建てた方が良い理由
昔の平屋は和室を中心としたテンプレート的な間取りが中心でした。学校教育や企業に入ってからの働き方も画一的だったため、間取りのバリエーションもあまり必要なかったのです。
しかし現代社会ではリモートワークの普及も進み、私たちのライフスタイルも多様化しています。家族構成や仕事スタイル、趣味趣向に合わせて間取りもカスタマイズしないと快適に過ごすことはできません。
特に平屋はライフスタイルと間取りのシンクロ率が重要となりますので、建築家と自由な家づくりをするのがおすすめ。土地の特徴や周辺環境に合わせた細かいプラン作りは、大手のハウスメーカーやローコストメーカーだと難しいかもしれません。
これから平屋を検討するなら、工務店・ハウスメーカーに加えて、建築家や設計事務所での住まいづくりも検討してみましょう。
■新築平屋のメリット
平屋住宅が持つ魅力やメリットをまとめました。
・階段スペースを省略できる
二階への移動がいらない平屋は、階段を省略できて床面積を有効活用することができます。
2~3畳分と比較的大きな床面積が浮くため、リビングを広げたり収納を作ったりいろいろと使えますね。3畳あれば結構大きなウォークインクローゼットやパントリーが作れますし、10畳のリビングが2畳広がると解放感もかなり違います。
・老後も暮らしやすい
階段がない平屋は、足腰が弱ってくる老後もそのまま暮らしやすい点が大きなメリット。
2階建ての場合は老後1階のみで暮らすか、昇降機やエレベーターの設置など大掛かりなリフォームが必要になります。平屋なら慣れ親しんだ暮らしをそのまま続けることができ、リフォーム費用もかかりません。ビルド&スクラップから一つの住まいを長く使う現代では、平屋住宅の老後の暮らしやすさは魅力です。
・家族のコミュニケーションを取りやすい
家族全員がワンフロアで暮らす平屋は、動線が交わりやすく自然にコミュニケーションが生まれるのも魅力ポイントです。
リビングを中心とした間取りにすれば、自然と家族が集まる談笑スペースになります。学校から帰宅したお子さんの様子や体調も分かりやすく、サポートしてあげられるのもメリットですね。
・庭造りがより楽しめる
すべての窓からお庭が近く見える平屋は、二階建て住宅より庭木や草花を楽しむことができます。平屋に適した広めの土地は庭造りのバリエーションも豊富で、四季の移ろいや借景も楽しめます。二階の荷重がかからない平屋は、大きな窓を設置しやすいのも庭造りと相性が良いですね。自然やガーデニングが好きな方は、ぜひ平屋を検討してみてください。
・家事効率の良い間取りを作れる
上下階の移動がない平屋の間取りは、水回りをまとめて短い家事動線を描けるため、毎日の家事負担を軽減できるのも魅力の一つ。
1階の洗濯機置き場から重たい洗濯物を持って階段を上るのは、体力的にも時間的にも負担が大きいですよね。平屋なら、洗濯機置き場から物干しスペースに直接出られる扉を付ければかなり効率がアップします。
ただし、水回りがバラバラになってしまうとかえって移動距離が伸びてしまう点は要注意。平屋の間取りを考えるときは、毎日の生活や家事をリアルにシミュレーションしましょう。
・地震や火事から避難しやすい
窓を開ければすぐ外に出られる平屋は、地震や火災などの災害時に避難しやすいメリットもあります。二階に寝室があると、火災時の煙で避難が遅れてしまうケースも少なくありません。構造的に安定しやすく高い建物より揺れが少ないため、地震による家具の倒壊リスクも少ないです。
■新築平屋のデメリットと対策
一般的な二階建て住宅とくらべたときの、新築平屋の注意すべきデメリットを見ていきましょう。
対策もセットで解説しますので、平屋が気になっている方はぜひ覚えておいてください。
・採光を確保しにくい
平屋の間取りはワンフロアの面積が広くなるため、中心にいくほど窓から遠くなり採光面で不利になります。
また建物全体の高さが低いため、周辺にビルやマンションなど高い建物があると日当たりの影響を受けやすいのもデメリット。
【対策①】⇒天窓や高窓を使う
二階の床がない平屋は、壁面の約3倍の採光が期待できる天窓(トップライト)や、高い位置の窓で明るさを確保しましょう。
【対策②】⇒中庭を設ける
平屋の中心に中庭をつくると、均等に自然光が届く明るい間取りになります。開閉できる窓を設ければ換気もしやすくなり、シンボルツリーや下草などで四季を楽しむこともできます。
・広い土地が必要になる
1階の床面積が広くなる平屋は、二階建てより広い土地を確保する必要があります。土地取得費用が高くなり、選択肢も少なくなるため土地探しのハードルは若干高いです。
【対策】⇒市街地は避け郊外に建てる
平屋を建てるなら、土地価格が高く隣の家が近い市街地を避け、郊外の余裕ある土地を探すのがおすすめです。広い土地の選択肢が広がるため良い条件の物件を見つけやすくなりますし、平屋の暮らしにもマッチします。
バスや電車など公共交通機関へのアクセスが悪い場合も、広い土地なら駐車場を作りやすいため対応しやすいです。
■建築家が創ったおしゃれな平屋新築実例
私たちかしの木建設が建築家と一緒に創った、オリジナリティあふれる平屋建築実例をご紹介します。
事例①
三角屋根が特徴的なコの字状の平屋は、住まいの隅々まで自然光を届ける間取りの工夫。南側に開けた日当たりの良い土地には、たくさんの緑を植えて自然に視線を遮ってくれます。
大きなLDKには薪ストーブを配置し、木のぬくもりと自然な暖かさを感じる談話スペースに。
畳小上がりのリビングは、間仕切りを閉めて個室として活用することも可能です。
事例②
たっぷりの自然光を採りこむことができる連続した掃き出し窓は、二階の荷重がない平屋ならではのレイアウト。
大開口の窓は室内の隅々まで光を届け、居住スペースをさらに広く見せる効果もあります。
寝室にも庭に向けた掃き出し窓を設け、気持ち良い朝日を浴びながらお庭の緑を楽しめるようになっています。
■平屋を建てる建築家選びのポイント
日本の住宅事情では少数派の平屋を建てる際、建築家選びで注目すべきポイントを3つご紹介します。
・平屋の建築事例は豊富か?
どんな建築家も平屋の設計に対応できないことはありませんが、やはり頼むなら得意とする人が良いですよね。平屋の設計を相談するなら、建築事例が豊富な建築家を選びましょう。
たくさんの経験に基づく専門的なアドバイスは、効率的な暮らしやおしゃれなデザインにつながります。過去の平屋事例をたくさん見せてもらえれば、理想のニュアンスを建築家に伝えやすくなるのもメリットです。
・土地探しも対応してくれるか?
ワンフロアの平屋は広い土地が必要になるうえ、日照や視線で周辺環境の影響を大きく受けます。二階建て住宅以上に土地選定が重要となりますので、土地探しもサポートしてもらえる建築士だと心強いです。
建物のイメージづくりと土地探しを同時に進めることで、土地取得費用による予算オーバーを防げるのもメリット。新しく土地を購入して建てるなら、なるべく建築士と一緒に検討しましょう。
・建てる場所の近くか?
平屋に限ったことではありませんが、設計を依頼する建築士はマイホーム予定地から近い方を選ぶのがおすすめです。
構造に関わる間取りは着工前に決めるのが基本ですが、細かい部材の取り付け位置やカラーなどは工事中に打ち合わせすることも多いです。実際にでき上った現場を見ながら決める部分もありますので、工事中もすぐに打ち合わせできる状態が理想。
■まとめ:おしゃれで暮らしやすい新築平屋ならかしの木建設
家族のコミュニケーションが生まれて効率の良い暮らしができる平屋の間取りは、令和時代の住まいとしておすすめの選択肢。階段の無い暮らしは家事負担を軽減し、老後もそのまま暮らすことができます。
新築平屋を建てるなら、工務店やハウスメーカーに加えて建築家とつくる自由な住まいづくりも検討してみてください。ライフスタイルにピッタリ合わせた、おしゃれで快適な平屋を建てることができますよ。
かしの木建設はたくさんの平屋住宅を手掛けてきた実績をもとに、お客様のご要望に合わせた頼もしい建築家をご紹介します。土地探しや資金計画など、平屋づくりで気になることもトータルサポートしますので、どんなこともお気軽にご相談ください。