注文住宅は会社選びが大切ですが、平屋を建てるならさらに施工店のサポート体制やデザイン力が重要となります。

今回は平屋注文住宅を頼む会社選び、二階建てとの比較、適した土地の見つけ方などに注目してみます。

おしゃれで暮らしやすい平屋注文住宅の施工事例も写真付きで解説しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

 

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目次
■平屋注文住宅は建てる会社選びが重要
■平屋注文住宅を扱う会社
■平屋と二階建てでしっかり悩もう
■平屋に適した土地の見つけ方
■おしゃれな平屋注文住宅実例

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■平屋注文住宅は建てる会社選びが重要

最近人気が高まっている平屋の注文住宅は、階段のないバリアフリーの間取りで老後まで暮らしやすい、理想的な住まいです。

しかし実は土地選びや間取りの難易度が高く、しっかりプランを作り込まないと後悔や不満につながる可能性も…。

インターネットでも「平屋　失敗」「平屋　後悔」といった先輩たちの声は多く、平屋づくりの難しさを物語っています。

平屋づくりの失敗を防ぐためには、ライフスタイルに合わせた間取りづくりをしっかりサポートしてくれる会社選びが重要です。

今回は平屋を頼む会社選び、平屋に適した土地の見つけ方、そもそも平屋と二階建てどちらが良いのか、という点を考えてみましょう。

 

■平屋注文住宅を扱う会社

まずは一般的に平屋注文住宅を扱っている業種別に、特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

・大手ハウスメーカー

テレビCMやチラシで見かけることも多い大手ハウスメーカーは、性能やプランの自由度が高い平屋プランをラインナップしているのが特徴。

手厚いサポート体制が魅力ですが、デザインについては自社テイストが強いので、同じハウスメーカー同士で似た外観になることは多いです。

十分な予算があり、高級感や重厚感を重視する方に向いている選択肢です。

 

・ローコストハウスメーカー

最近は価格を抑えたローコストハウスメーカーも、平屋ラインナップに対応することが増えてきました。

ある程度決められた間取りパターンの中から選ぶため、短い打ち合わせ期間で完成させやすいのが特徴です。

コストを抑えている分間取りやデザインの自由度は少し低めなので、こだわりを反映するのは難しいケースもあります。

 

・地元工務店

大工の棟梁が運営する昔ながらの工務店は、和風や農家風の平屋を得意とするケースが多いです。

地元密着タイプの工務店は間取りの自由度は高いですが、デザインのバリエーションは少ない印象です。

工務店が得意なデザインと好みがマッチすれば、悪くない選択肢といえるでしょう。

 

・設計事務所/建築家

個人住宅に対応している設計事務所や建築家は、基本的に平屋にも対応していることが多いです。

材料や寸法の規格に縛られない自由度の高い住まいづくりが特徴のため、ライフスタイルに合わせてフルオーダーする感覚で平屋を建てることができます。

建築家によって間取りの考え方やコンセプトが違うため、イメージに合った会社や人を選ぶ必要があります。

 

・暮らしやすさにこだわるなら建築家も検討してみましょう

わたしたちかしの木建設は千葉・東京エリアを中心とした工務店ですが、建築家とコラボした自由な住まいづくりも手掛けています。

ひいき目のないフラットな目線で見ると、やはり建築家の設計による自由な平屋は暮らしやすさやデザインを追求しやすいです。

せっかく平屋を検討するなら、ハウスメーカーや工務店に次ぐ第三の選択肢として、建築家や設計事務所も考えてみてください。

ちょっとハードルが高いイメージがありますが、実は普通の注文住宅づくりとそれほど手間や費用は変わりません。

 

【関連コラム】

▼平屋は建築家と建てた方が良い理由

▼理想の注文住宅を建てる設計事務所の選び方

 

 

■平屋と二階建てでしっかり悩もう

メリットがたくさんある平屋は素敵な選択肢ですが、場合によっては二階建ての方が向いているケースもあります。

それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分に合ったプランを選ぶようにしましょう。

 

・平屋のメリットとデメリット

メリット	デメリット
バリアフリー化しやすい 家族でコミュニケーションしやすい 大きな窓や間取りを設計できる 災害時避難しやすい 天井を高くできる 階段がないので省スペース	広い土地が必要 初期費用は高め 日当たりの確保が難しい 空き巣対策が必要 プライベートスペースを作りにくい 設計力が求められる

 

平屋は階段がなくワンフロアですべての生活をこなせるため、マンションや二階建てとくらべると老後も暮らしやすいのが大きな魅力。家族の距離感が近いため、子育て世代の方にも人気が高いです。

二階の床がないため天井を高くできて、柱や壁の少ない開放的な空間をつくりやすいといったデザイン上のメリットも大きいです。

反面広い土地が必要になり、建物の坪単価も高めなので初期費用は多めに用意しておく必要があるでしょう。

広い土地を見つけやすい郊外エリアに抵抗がなく、初期費用や住宅ローン計画に余裕がある方は、平屋のメリットが大きいと言えます。

 

・二階建てのメリットとデメリット

 

メリット	デメリット
敷地を有効活用できる 二世帯対応しやすい 初期費用を抑えやすい 日当たりで有利 プライバシーを確保しやすい	老後の暮らしに工夫が必要 家事動線が長くなる コミュニケーションを取りにくい

 

日本のほとんどを占める二階建ての間取りは、小さな土地でも広い床面積を確保でき、建築コスト面でも有利な点がメリット。

二階のバルコニーで物干し場の日当たりを確保しやすく、プライバシーを守ることもできます。

デメリットとしては、階段の上り下りによる家事動線の長さや老後対応の難しさが挙げられます。思春期のお子さんが自室にこもって、コミュニケーションが減りやすい点も要注意。

市街地や駅前など人気エリアで広い土地が確保できない場合は、無理に平屋を建てるより二階建ての方が向いているケースがあります。

 

■平屋に適した土地の見つけ方

これから土地探しに取り組む方は、ぜひこだわって平屋にピッタリな土地を見つけましょう。

 

・平屋建ては土地選びが重要

すべての生活を1階で過ごす平屋建ては、周囲の建物による影や視線などの影響を大きく受けます。

せっかくこだわってつくった素敵な平屋も、一日中影に隠れてしまうと台無しですよね。

平屋を建てる土地を探すときは、価格やアクセスといった条件だけでなく周辺環境もしっかり確認しましょう。

 

・できれば平屋のプロと一緒に探すのがおすすめ

初めて家を建てる一般の方が、平屋に適した土地を見極めるのはなかなか難しいものです。不動産会社の方は土地探しのプロですが、平屋づくりのノウハウはないので具体的なアドバイスをしてもらうのは難しいでしょう。

土地選びが重要となる平屋は、なるべく実際に設計するプロと一緒に判断するのがおすすめです。

いくつかの候補地が見つかったら、土地の情報や写真をお持ちください。理想の平屋を建てられる土地かどうかの判断を、アドバイスさせていただきます。

 

■おしゃれな平屋注文住宅実例

最後に、わたしたちかしの木建設が建築家とコラボして建てた、おしゃれな平屋の実例をご紹介します。

自由な設計によるデザインバリエーションや、暮らしやすさにつながる間取りアイデアに注目してみてください。

 

事例①

3つの平屋が並んだような外観が特徴的な、オリジナリティの高い住まいです。

 

各部屋の窓面積を増やすことにつながり、平屋でも家のすみずみまでしっかり光が届く設計に。

 

二階の荷重がかからない平屋のメリットを活かし、大きな窓のある開放的なダイニングキッチンになりました。

 

土間フロアと薪ストーブを組み合わせたおしゃれな居室も、設計事務所ならではのデザインです。

 

【事例詳細】A様邸（設計：（有）堀部安嗣建築設計事務所）

 

 

事例②

ナチュラルテイストの外観が落ち着く、シンプルな平屋です。

 

無垢材の香りや質感をたっぷり味わえるLDKの中心に、中庭を設置。

カーテンいらずの窓をつくることで、実際の床面積以上の解放感がある空間になりました。

 

デザインだけでなく、収納もしっかり確保して暮らしやすい間取りに仕上げています。

ウォークスルータイプの収納をつくることで、家事動線と収納力を両立させました。

 

【事例詳細】S様邸（設計：後藤組設計室　写真：後藤 智揮）

 

■まとめ：理想の平屋づくりは、プランの自由度とサポート体制に注目

メリットや魅力がたくさんある平屋建てですが、暮らしやすく建てるためには施工店のプラン自由度とアドバイス力が重要となります。

大切なマイホームづくりでの失敗を避けるために、私たち施工店の平屋事例やプラン作りのサポート体制に注目してみてください。

わたしたちかしの木建設はお客様のご要望をしっかり聞き取り、場合によっては提携する建築家や設計事務所との家づくりもご提案しています。

ハードルが高いイメージのある建築家との家づくりも、わたしたちが窓口となってしっかりサポートしますので、安心してご相談ください。

 

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